Junior Electone Concours

ジュニアエレクトーンコンクール2016 選考会

JEC2016 選考会 審査員コメント

JEC選考会の審査員の皆さんからコメントいただいたものをまとめました。
今後のご参考にご覧ください。

  • 地道にコツコツと努力されている様子が伺え、また積極的・能動的な表現で、とても質の高い音楽の数々を聴かせていただきました。

(自由曲について)

  • テクニック的な欠点は少なく、技術的な部分では安定を感じられる演奏が多かったように思いますが、一方で基礎的なテクニックを身につける事の重要性を感じました。 楽曲を弾くだけでなく、指のトレーニングや脱力の仕方など、日々どれだけ積み重ねているかが大きな曲を弾く時には表れます。特に力が抜けない人が多い印象でした。音の出方にもっと意識を向けて欲しいと思います。

  • クラシック楽曲の演奏では、特にアフタータッチの持続によるレガート奏が出来ていなかったり、大きなフレーズ感が出せない等の課題があったように見受けられました。

  • ポピュラー楽曲の演奏では、指のテクニックは優れているのに、ベースのグルーブ感が足りないと感じられる演奏が多く見受けられました。

  • 選曲に関しては、演奏解釈や理解が演奏者の年齢に伴っていないと感じられる演奏が見受けられました。音楽の基本的な素地や土台がまだ築かれないうちに難曲を演奏しても、アンバランスに感じられる部分か見え隠れしてしまいます。年齢的にギャップがある選曲と感じられる演奏では、自ずと技術や表現も十分にはついていっていないために、やや過ぎた背伸びは良い結果をもたらさないという印象がありました。

    特に中学生部門に関しては、曲自体が難解で中学生の理解度では到底手に負えないようなものが多く、そういった曲をとにかく仕上げて弾き切ったという達成感で満足してしまっている傾向が見受けられました。自分のテクニックに応じて、もう少し落ち着いて余裕を持って自分の出す音を聴けるものを考えて選曲して欲しいと思います。

  • オリジナル作品に関しては、音響の羅列に終わってしまったり、前後の関連性のない不協和音など、演奏者の心と聴衆が共感できるようなものが少なかったように感じられました。

(即興演奏について)

  • 即興演奏はしっかりと準備された方が多く、レベルの高い演奏を聴かせていただきました。

  • メロディー作りはモチーフを十分に活用することを意識して欲しいと思います。また用意してきた展開に繋げるのではなく、与えられたモチーフに対してふさわしい伴奏を考えてみたり、バッキングを工夫してみるなど、テーマの部分だけでももっともっと工夫の余地があるように感じました。

  • イントロからテーマに入る時、またモチーフの続きがいかに自然にメロディが作られているか、自然に音楽が流れているかが大切だと思います。オシャレなコード進行や和声なども大切ですが、まずは凝りすぎなくても心地よく聴こえる音楽を、演奏表現も含めて追求して欲しいです。

  • 調判断の勘違いやモチーフの和音付けの違和感などは、基本的な部分なのでしっかり学習して欲しいと思います。

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