ヤマハマスタークラス

ヤマハマスタークラスの主なOB,OGのご紹介

渚 智佳(なぎさ ちか)

幼少よりヤマハ音楽教室にて学び、ジュニアオリジナルコンサートにおいて自作曲を発表、ウィーン楽友協会大ホールにて演奏するなど海外公演にも参加。M.ロストロポーヴィチ氏の特別レッスンを機にヤマハ・マスタークラス第1期生に選抜、管弦楽法と指揮法を中田直宏氏に、和声法を竹内剛氏に、音楽理論を森垣桂一氏に師事、E.アンドレアス氏、V.ゴルノスタエバ氏、P.パレチニ氏ら数多くの著名演奏家の指導を受け、また作曲家のデュティユー氏やシチェドリン氏らの特別講義を受講。

第3回京都ピアノフェスティバルにおいてグランプリ受賞。第46回全日本学生音楽コンクール全国大会高校の部第1位、野村賞受賞。第17回園田高弘賞ピアノコンクールにて第1位・園田高弘賞を受賞。第6回コンセール・マロニエ21にて第1位受賞、これを機に各部門優勝者(クラリネット:近藤千花子、ヴァイオリン:田口美里)と共に「トリオ・ラ・プラージュ」を結成、2017年には結成15周年を迎える。こうしたアンサンブル活動の中で、作編曲も多く手掛けている。
各地でのリサイタルや室内楽のほか、これまでに、東京都交響楽団、大阪シンフォニカー交響楽団、チェコ・フィルハーモニー八重奏団、ドイツを代表するトランペット奏者U.コミシュケ氏(元ミュンヘン・フィル首席)、元東京交響楽団首席クラリネット奏者・十亀正司氏など内外のアーティストと共演。現代作曲家B.スターク氏の新作初演を多数行い、2006年には同氏のピアノ作品を演奏したアルバム「Muse」がアメリカにてリリースされた。全音ピアノ教則本CDシリーズ(フォンテック)では、「ツェルニー40番、50番」「ソナチネ・アルバム1・2」「ソナタ・アルバム1・2」「バッハ:インベンション」「モシュコフスキー:15の練習曲」など20タイトルにおよぶ録音を行う。 そのほか、ピアノ教材CD録音や、ピアノ指導者を対象とした演奏法・指導法講座なども行っている。

東京音楽大学付属高等学校ピアノ演奏家コースを経て、同大学同コースを首席卒業。東京藝術大学大学院修了。これまでに、小林志那子、竹尾聆子、田村宏、神野明、岡田知子の各氏に師事。現在、ヤマハマスタークラス・ピアノ演奏研究コースにて後進の指導にあたる。東京音楽大学非常勤講師。練馬区演奏家協会運営委員。