音楽で表現される子どもたちのメッセージ ― “共創”をテーマに地域との交流を続けるJOCシティコンサート―
07年08月
2007年度は全国11ヶ所で開催
自分の心に感じたことを曲にして自ら演奏するJOC活動の一環
ジュニアオリジナルコンサート(JOC)は、日本国内をはじめ世界各国のヤマハ音楽教室で学ぶ15歳以下の子どもたちが、自分の心に感じたことを曲にし、自ら演奏して発表するコンサートです。JOCの意義は、作品の優劣を競うのではなく、創作に至る動機・意欲、様々な試みや工夫など、創造のプロセスを大切にすることにあります。コンサートという目標に向かう中で、音楽を創造することの面白さや音楽で自分を表現することの喜び・達成感を、子どもたちが自ら学ぶことをめざして展開しています。
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1972年にスタートしたJOCは、これまで35余年にわたって活動を続け、一年間の集大成として国内5会場で行われる『JOCハイライトコンサート』や海外の子どもたちを招いた『インターナショナルJOC』などにおいて、数々の魅力溢れる作品が発表される場として発展を続けてきました。そして2002年、日ごろ行われている活動の成果を多くの方々に気軽に聴いてもらう機会を設けようという意図でスタートしたのが、JOCシティコンサートです。
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JOCシティコンサートは、「地域との共創」をテーマに、各地の公共団体や地元企業との共催、音楽団体との共演を重ね、子どもたちのメッセージを音楽という形で多くの皆様にお届けし、地域と子どもたちとを音楽でつなぐ役割の一助を担っていきたいと考え、活動を展開しています。過去5年間で全国80会場に上るコンサートを開催し、各地で様々な企画が生まれ、JOCの楽しさを知る聴衆の層は年々広がり、地域密着型コンサートとしてしっかりと浸透していることが窺えます。
2007年度もバラエティに富んだ企画による瑞々しいステージが展開される予定です(詳細未定、開催スケジュール添付)。
<JOCシティコンサート 2007年度 開催予定スケジュール>
| 実施日 | 地域 | 会場 |
| 2007年 9月 2日(日) | 茨城県 ひたちなか市 | ひたちなか市文化会館 大ホール |
| 9月 8日(土) | 愛知県 安城市 | 安城市民会館 サルビアホール |
| 9月30日(日) | 石川県 金沢市 | 石川県立音楽堂 コンサートホール |
| 10月14日(日) | 秋田県 秋田市 | 秋田県民会館 |
| 10月14日(日) | 奈良県 奈良市 | 奈良女子大学記念館 |
| 10月21日(日) | 鹿児島県 志布志市 | 志布志市文化会館 |
| 11月 4日(日) | 東京都 大田区 | 大田区民ホール アプリコ大ホール |
| 11月11日(日) | 岡山県 岡山市 | 岡山シンフォニーホール |
| 11月25日(日) | 兵庫県 西宮市 | 兵庫県立芸術文化センター大ホール |
| 12月 8日(土) | 北海道 札幌市 | 札幌コンサートホール Kitara小ホール |
| 2008年 2月 3日(日) | 広島県 三原市 | 三原市芸術文化センター |
*JOCホームページ http://www.yamaha-mf.or.jp/joc/index.html にプログラム等詳細情報を随時更新掲載しています。
「ジュニアオリジナルコンサート in 花巻 2006」(2006年9月17日、花巻市文化会館大ホール)
<JOCの活動軌跡>
■35年にわたる実績
JOCは1972年に三重県・合歓の郷で第1回目のコンサートを開催して以来、年々、規模を拡大してきました。現在では年間3万5千曲を超える応募があり、作品の質やジャンルも著しく充実し、ソロの楽曲から多彩な楽器と共演するアンサンブル曲、楽しい歌付きのものまで、バラエティ豊かな作品が各地で発表されています。
■世界各国での展開 ~音楽という世界の共通語で話しかける子どもたち~
JOCは日本だけでなく海外のヤマハ音楽教室でも行なわれています。1980年代からはヨーロッパやアジア、北中南米などでも開かれるようになりました。1981年4月、ニューヨークの国連総会議場で故・ロストロポーヴィチ氏が指揮するナショナル交響楽団の共演で開かれたJOCは国内外で大きな反響を呼びました。1982年5月には音楽の都ウィーンの楽友協会で ホルスト・シュタイン氏指揮ウィーン交響楽団との共演を果たし、ヨーロッパの楽壇が注目しました。
この他にも、世界各地の著名オーケストラとの共演や、アジア各国での開催、イスラエルでのチャリティコンサートなど、JOCは世界各国で展開され、大きな反響を呼び起こしてきました。言葉の違いや国境を越えて、「音楽」という世界の共通語で話しかける子どもたちは「若き音楽使節」と呼ばれ、今日までに28の国・地域で250回を超えるコンサートを展開しています。
■スポーツ競技との関わり
1970年代後半、ヤマハ音楽振興会ではJOC作品をスポーツ界に提供していくことを提案。以後、体操女子床運動、フィギュアスケート、シンクロナイズドスイミング用の楽曲を数多く制作・提供してきました。2000年シドニーオリンピックでは、シンクロ団体競技において、日本チームがJOC作品「火の鳥」を使った演技で銀メダルを獲得しました。2007年秋の第62回国民体育大会「秋田わか杉国体」では、JOC出身のエレクトーンプレイヤー・加曽利康之の曲が採用され、開会式で「秋田わか杉国体イメージソング make it real」を演奏いたします。
■ OBたちの活躍
JOCの卒業生の多くは、社会に出て様々な方面で活躍しながら、音楽創作や演奏を生涯の趣味として楽しんでいます。また、JOCをきっかけに、創作・演奏のプロとしての道を選んだOBたちもいます。その活躍のジャンルは「音楽を特定の枠にはめない」というJOCの理念を反映して、多岐にわたっています。
*主なOBたち
上原彩子(ピアニスト)、上原ひろみ(ジャズピアニスト、作曲家)、大島ミチル(作・編曲家)
小栗豊(作曲家)、加曽利康之(エレクトーンプレイヤー)、塩谷哲(ピアニスト、作・編曲家)西村由紀江(作曲家、ピアニスト)、平部やよい(作・編曲家、エレクトーンプレイヤー)
松居慶子(作曲家、ジャズピアニスト)、三浦友理枝(ピアニスト)、横山幸雄(ピアニスト)
渡辺睦樹(エレクトーンプレイヤー)

