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研究活動支援対象者の活動レポート

「音楽教育の情報化」と「情報教育の音楽化」 -音楽文化を広める情報教育を目指して-東京農工大学総合情報メディアセンター 辰己丈夫 准教授 インタビュー2008年12月19日 取材

東京農工大学総合情報メディアセンターで、学内ネットワーク基盤に関する業務を推進しておられる辰己丈夫准教授(以下、辰己先生)。そんな辰己先生の「『音楽教育の情報化』と『情報教育の音楽化』 -音楽文化を広める情報教育を目指して-」が、2007年度研究活動支援の対象になりました。その内容について東京都小金井市にある東京農工大学小金井キャンパスの一室で、辰己先生にお話しいただきました。

情報教育の大切さを、分かりやすく伝えるために

中高生時代から数学と音楽とコンピューターに傾倒し、音楽プログラミングによって自作曲の演奏に取り組んでいたという辰己先生。ご自身の専門である数学では、定理自動証明プログラムの研究をされていたそうです。また、早稲田大学情報科学研究教育センター助手在職時(1993年〜1996年)は、早稲田大学公式サイトの立ち上げに携わっていたそうです。

辰己丈夫 准教授

辰己: 1993年ごろ、私は助手としてメールやネットワークの管理をしていたのですが、当時の学生の中には、他者の著作物であるデータや公開できない写真などに関する知識が不足していて、全体として好ましい状況ではありませんでした。このような事態を前にして、学生に教育をしないと、きちんとしたネット利用ができない、と感じていました。

私自身は、もともと教えることが好きで、当時も学生相手に文書プログラミング言語などを教えていましたが、この問題を前にして、著作権の大切さを伝えていくことにも取り組むようになりました。

その後、社会全般において情報教育の必要性が高まっていきますが、同時にさまざまな教科を情報化する「○○教育の情報化」という研究も進みます。しかし、このとき辰己先生はまったく逆の発想をお持ちでした。

辰己: 例えば「数学教育の情報化」は数式処理にコンピューターを使い、「英語教育の情報化」は設問を自動的に生成したり発音を自動認識するソフトを使ったりということになると思います。このような「○○教育の情報化」を調べていくうちに、「情報教育の○○化」という研究があってもいいのではないかと考えました。

例えば、ワープロソフトを使う場合には国語、表計算ソフトには数学…と情報教育の中には、いろいろな教科の要素が入ってきます。しかし、従来の情報教育には音楽の要素がほとんどありませんでした。そこで、私自身は昔から音楽が好きだったこともありまして、音楽をどうやって情報教育に取り入れていくか、ということを研究し始めたのです。

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