ヤマハ音楽支援制度
2012年度「音楽活動支援」「研究活動支援」授与式を開催

ヤマハ音楽振興会では、より優秀で意欲的な音楽学生、社会人、音楽家、研究者の方々の活動をサポートするため、1999年より「ヤマハ音楽支援制度」(「音楽奨学支援」「留学奨学支援」「音楽活動支援」「研究活動支援」「地域音楽活動支援」の5項目)を実施しています。そのうち、2012年度「音楽活動支援」「研究活動支援」対象者への認定証授与式を、2月27日、ヤマハ音楽振興会本部にて行いました。
今回は、「音楽活動支援」に4組、「研究活動支援」に2名の方々を選出。「音楽活動支援」対象者は5月10日・11日に東京・銀座のヤマハホールで開催される「音楽活動支援コンサート」への出演、また「研究活動支援」対象者には研究活動費の支給という形で支援が行われます。
式は、まずヤマハ音楽振興会理事長の伊藤修二がお祝いを述べ、認定証を授与。続いて各対象者が、コンサートでのプログラムや研究テーマ、そして今後の抱負について語り、和やかな雰囲気のうちに閉会となりました。
音楽活動支援

鎌田茉莉子さん
(チェロ)
2012年5月10日(木) 銀座ヤマハホール「音楽活動支援コンサート(第一夜)」に出演
今回のコンサートではチェロの魅力をお客さまにお伝えしたいと思っています。ヒナステラの「パンペアーナ2番」とカサドの「チェロ無伴奏」は、チェロらしさに溢れる、とても素敵な曲。またファリャの「火祭りの踊り」、マスネの「タイスの瞑想曲」、ショパンの「華麗なるポロネーズ」、そしてポッパーの「ハンガリアンラプソディー」は広く親しまれている有名曲なので、みなさまに楽しんでいただけると思います。今後の活動としては、小澤征爾さんの音楽塾で「蝶々夫人」を全国各所で演奏するほか、津田ホールやサントリーホールで現代曲も弾くことになっていますが、今回の音楽活動支援コンサートへの出演を機に、さらにいろいろなことに挑戦していきたいと思っております。
音楽活動支援

釣川有紗さん
江夏真理奈さん 釣川有紗さん
(ピアノ・デュオ)
2012年5月10日(木) 銀座ヤマハホール「音楽活動支援コンサート(第一夜)」に出演
私たちはデュオを結成してまだ1年足らずですが、昨年挑戦したコンクールで、ピアノ・アンサンブルというものの楽しさを改めて感じました。今回のコンサートでは、ラフマニノフやドビュッシーから日本人作曲家の尾高尚忠まで様々な曲を用意していますが、そのようにレパートリーが増えていき、それをお客さまに聴いていただくことは、デュオとして活動していく上でとてもよい経験になると思います。またそんな私たちの演奏を通して、少しでも多くの方がピアノ・アンサンブルに興味を持ち、楽しさを知っていただけたら、とてもうれしく思います。
(釣川有紗さん)
音楽活動支援

Happiness Cafe
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(打楽器・ピアノ)
2012年5月11日(金) 銀座ヤマハホール「音楽活動支援コンサート(第二夜)」に出演
私たちは桐朋学園大学の同級生で、このグループを結成して4年になります。これまでこのメンバーで数回のコンサートを行ってきましたが、今回は長年の目標であったバルトーク作「2台のピアノと打楽器のためのソナタ」を演奏致します。この楽曲は様々な打楽器と2台ピアノという編成で、あまり聴く機会がないと思いますが、今回のコンサートでは多くの方にそのおもしろさ、素晴らしさを知っていただきたいと思います。今回出演させていただけることに心から感謝の気持ちを込めて日々練習に励んでいます。どうぞよろしくお願い致します。
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音楽活動支援

中田小弥香さん
アンサンブル・ミクスト
梶川真歩さん 本多啓佑さん 尾上昌弘さん 嵯峨郁恵さん 中田小弥香さん
(木管五重奏)
2012年5月11日(金) 銀座ヤマハホール「音楽活動支援コンサート(第二夜)」に出演
アンサンブル・ミクストは東京芸術大学在学時に結成し、今年で10年目を迎える木管五重奏のアンサンブルです。今回のコンサートでは、映画音楽の巨匠、ニーノ・ロータの「小さな音楽の捧げ物」をはじめ、木管五重奏の定番曲であるダンツィの「木管五重奏曲変ロ長調」、そして演奏される機会の少ないジョリヴェの「セレナーデ」など、様々な曲を取り上げますが、定番曲ではより自分たちのオリジナリティを織り込み、また演奏頻度の少ない曲でははじめて聴く方でも楽しんでいただけるように練習を重ねています。当日は、お互いに高め合える仲間に出会えた喜びを胸に、ご来場いただいたみなさまといっしょに楽しめればと思っております。
(中田小弥香さん)
研究活動支援

工藤和俊さん
東京大学 大学院総合文化研究科 准教授
研究テーマ:非線形力学系アプローチを用いた複雑な手指運動のコーディネーション解析
演奏家は、非常に素早く、しかも高度なコーディネーション(協調性)をもって自分の手指を動かすことができます。本研究は、非線形力学系アプローチという手法を使い、そのコーディネート特性を明らかにしようというもので、それによって、たとえば楽器の初心者にとってむずかしい指使いや筋活動のパターンを定型化することも可能になります。この研究を通して、より多くの人々が楽器演奏を楽しめるようになればと思っております。
研究活動支援

山根直人さん
(独)理化学研究所 脳科学総合研究センター 言語発達研究チーム
研究テーマ:乳児の歌唱聴取における脳反応とその発達
赤ちゃんのまわりには、生まれた時からいろいろな音楽があふれていますが、中でも一番身近にあるのはお母さんお父さんが歌ってあげる「歌」でしょう。その歌を、赤ちゃんはどのように聴いているのか、どのように歌として認識するようになるのか。その発達の過程を明らかにしようというのがこの研究のテーマです。これが、専門的なものと一般的なものの架け橋となり、親御さんや教師の方々の助けになればと考えております。


