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特集 ヤマハ音楽教室のあゆみ
60年目の改革(1/2)

2015.04.22
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「ヤマハ音楽教室」が歩んできた60年を、順不同で振り返る

1954年4月、日本楽器製造株式会社(現:ヤマハ株式会社)東京支店(銀座)の地下に開設した「実験教室」。これが、ヤマハ音楽教室の前身です。専門家の育成を重視した従来の音楽教育と異なる、純粋に音楽を楽しめる人の育成を目指した教室は、ここからスタートしました。その後、1959年に「ヤマハ音楽教室」へと名称を改め順調に発展を遂げることができ、開設時に150人だった生徒数は現在約32万人に。講師数は約1万人、会場数は約3,500カ所となり、これまでに500万人以上の卒業生を輩出してきました。

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1961年頃のヤマハ音楽教室

そんなヤマハ音楽教室は、2014年に開設60周年を迎えました。他に類を見ない独自の指導法は、この長きにわたって培ってきた経験や知識のたまものです。本コーナーでは、子どもたちと向き合い、講師と向き合い、指導法と向き合ってきた60年間の「あゆみ」について、順不同ながら1つずつテーマを選定し、分かりやすく皆さまにご紹介していきます。
第1回となる今回のテーマは、「ヤマハ音楽教室 60年目の改革」です。

 

なぜヤマハ音楽教室は大きな改革を実施したのか

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2014年、開設60周年の節目に、ヤマハ音楽教室は公益社団法人発明協会の「戦後日本のイノベーション100選」に選ばれました。革新的なアイデアに基づく独自のシステムと音楽教育のメソッド開発により、「音楽を楽しむことのできる人を育てる」ことを目的とした音楽教室を国内外に広めたことが、選定理由となりました。

そのほかに選出されたのは、新幹線やインスタントラーメン、ウォークマンやクオーツ腕時計など、これまでの文化や概念を一変させた「イノベーション=改革」の数々。その中で、私たちが新たな音楽教育のメソッド開発に挑戦し続けてきたことを、公的な第三者機関から「改革」であると評価されたことは、大きな自信となりました。同時に、今回の選定によって2つのことにあらためて気づくことができました。1つは、これまで私たちが積み重ねてきたことの価値。もう1つは、これからも「改革」に取り組み実践し続けることの大切さです。

少子化傾向が進む近年、音楽教室に通う子どもたちの数は徐々に減少しています。また、子どもの教育に対する考え方も多様化が進んでいます。そうした中でも私たちは、ここまで長く安定的に発展してきたことに慢心せず、あらためて教育理念をしっかりと見据えていくことが必要だと考えました。そして、変わりゆく時代に流されることなく自ら新しい流れを作っていくため、「改革」を決断したのです。

 

20年ぶりにロゴマークを一新

ヤマハ音楽教室60年目の改革の1つとして、私たちは20年ぶりにロゴマークを一新しました。

「すべての人がもっている音楽性を育み、自ら音楽を作り、演奏し、楽しむことができる能力を育て、その音楽の歓びを広くわかちあう」というヤマハ音楽教室の理念、「子どもの可能性を正しく引き出し、音楽によって自分を表現する能力を養う」という目標は、開設以来ずっと変わりません。しかし、20年の経過とともに、以前のロゴマーク作成時に表現した思いと、日々変化する「今」との間には、少しずつズレが生じていました。そこで今回ロゴマークを刷新して、あらためて「今」の思いを表現することにしたのです。

新しいシンボルマークの名称は「ドレミの芽」です。「音楽を通して子どもたちの『こころ』を育て、音楽の楽しみ方を学びながら、感性を育てる」というヤマハ音楽教室のイメージを、音符から芽が出る様子で表現しました。ロゴタイプ・ブランドカラーの趣意は、以下の通りです。

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●シンボルマーク : 「ドレミの芽」 音楽で心を育てることを表現しました。
●ロゴタイプ : 軽やかで親しみやすく、明るくリズミカルな印象を受ける書体としました。
●ブランドカラー : 誠実さ、知性、自由、コミュニケーションをイメージさせる水色を採用しました。

この3要素を統合したロゴマークには「次の10年、20年と、しっかりと輝いていける教室として、進んでいけるものにしたい」という思いを込めています。私たちは、これからも今まで培ってきたノウハウを生かし、新しい取り組みにもチャレンジし続けたいと考えています。

※次回は、ヤマハ音楽教室が実施のもう1つの大きな改革「音楽教室の価値を高める取り組み」についてご紹介します。

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