ヤマハ音楽教室の特長の1つである「グループレッスン」。仲間とのかかわりの中で音楽を学ぶことの魅力や効果について、「幼児科」からレッスンに通い始め、現在「ジュニア専門コース専攻クラス」に在籍している3組の親子にインタビューしました。前編として、今回は子どもたちの声を中心にご紹介します。 お互いの個性や表現の違いを認め合いながら、みんなで音楽を感じ、みんなで音楽を作る–。同じ演奏は二度とできないからこそ、生まれる一体感や達成感があります。そんなグループレッスンについて、子どもたちはどんなふうに感じているのでしょうか?
グループレッスンは、どんなところが楽しいですか?
「1人ではできない、アンサンブルでたくさん演奏できるところが楽しいです。みんなで合わせた演奏がうまくいくと、気持ちが良い。友だちと一緒に演奏するのは、1人のときよりももっと楽しいです」(Sくん・11歳)
「家で練習してから、レッスンでみんなと合わせると、こんな曲だったのかと新しい発見があります。1人では分からないことや思いつかないことが、みんなで演奏していると分かることがあります」(Nさん・11歳)
お友だちと一緒だと、どんなところが違いますか?
「友だち同士で普段から、教え合いをしています。友だちの練習を見たり聞いたりして、自分もできるようになることがあります」(Iさん・11歳)
「自分よりうまい人がたくさんいるので、同じくらいうまくなりたいと思います。私は譜読みが苦手なので、グループレッスンでは、少し足を引っ張ってしまうこともあります。ここだけは練習しておかなければ、と思うことがある」(Nさん)
グループレッスンのおかげで、できるようになったことはありますか?
「自分1人で演奏していて分からない部分が、みんなと一緒に演奏すると分かることがある。そこが良いところだと思います。僕は和音や伴奏などの分からなかった部分が、グループレッスンのおかげでうまく弾けるようになりました」(Sくん)
「みんなで譜読みをして、歌を歌ったり音符を読んだりしているうちに、簡単な楽譜ならすぐに読めるようになりました。グループレッスンでみんなと一緒に練習することで、自分の苦手だったところがなくなってきたと感じています」(Nさん)
みんなでアンサンブルをすることの良さは、どんなところですか?
「アンサンブルの練習中は、自分では考えたことがなかった意見を友だちから聞けて、なるほどと思うことがあります。楽譜通りに演奏することはもちろん、顔や体の動きで感情を表現することや、和音やメロディーの知識が身に付きました」(Nさん)
「1人でのぞむ発表会は緊張してしまうのですが、アンサンブルだと緊張しません。だから、練習の成果をちゃんと発揮することができます。みんなで一緒に1つの曲を演奏することは大変ですが、ちゃんと演奏できたときはとてもうれしいです」(Iさん)