「ヤマハグレード」誕生から50年
「ヤマハ音楽能力検定制度(ヤマハグレード)」は、音楽を指導する人や学ぶ人が、自分の力を確かめながら、総合的な音楽力を身につけ、楽しみながら創造的で豊かな音楽表現に取り組むことを目指し、1967年に制定されました。誕生から50年を迎えた現在までに40以上の国と地域で実施され、受験者は1,000万人を超えています。また、昨年度は国内で約11万人が、海外では5万人以上の方が受験され、音楽力の社会的評価基準として信頼されています。
ピアノ・エレクトーン演奏グレードには、受験者の音楽力や目標に合わせてさまざまなレベルがあり、ひとつの目安として以下の4つに区分けされます。
- ・鍵盤初期学習者のための「13~11級」
- ・学習者のための「10~6級」
- ・指導者を目指す方のための「5~3級」
- ・より高い演奏力を目指す方のための「2~1級」
※1級は現在試験を実施していません。
「ヤマハグレード」は、「現在どんな力がついていて」「今後どこに力を入れるべきか」を確認しながら音楽力を身につけていくことができます。
目指すはグレード「7級」取得
ピアノ、エレクトーンについては、学習者のためのグレード13級から6級が設定されていますが、その中でも7級、6級は、長く継続した学習成果であり、学習者向けグレードとしては上級レベルに設定されています。演奏技術や表現力の他に、出題されたメロディに伴奏を付けあと自由に変奏を行う「即興演奏※」や、聴いた演奏をその場でその通りに再現する「聴奏※」(※グレードBコースのみ)など、幅広い音楽力を測れる内容であると同時に、高いレベルが求められます。また、そのレベルの音楽力を身につけたことによって、広く音楽を楽しんだり、表現できるようになります。
ピアノ・エレクトーン演奏グレードに「サブネーム」を導入
グレードをあまり知らない方にも理解していただきやすいように、また、ピアノ・エレクトーン演奏グレード7・6級の取得者には「誇れる」「取得グレードの価値を判りやすく伝えられる」ことを目的に、それぞれ「上級認定」の名称を取り入れました。
- <エレクトーン>
- ・Aコース
- 7級→ ヤマハエレクトーン演奏力上級1認定
- 6級→ ヤマハエレクトーン演奏力上級2認定
- ・Bコース
- 7級→ ヤマハエレクトーン総合演奏力上級1認定
- 6級→ ヤマハエレクトーン総合演奏力上級2認定
2017年5月の7,6級受験の方より、サブネームが「合格証書」に記されます。