全日本電子楽器教育研究会主催による「電子オルガン新人演奏会」が、2017年3月26日(日)ヤマハホール(東京都中央区)にて開催されました。今年で28回目となる同演奏会は、1989年より全国の音楽大学・短期大学や音楽専門学校等の教育機関で電子オルガンを学ぶ学生の方々の目標や励みとなることを願って、毎年開催しています。これまでの出演者の中には、演奏家や音楽制作、また音楽教育機関の指導者として活躍されている方も多く、電子オルガンをはじめとした音楽活動や音楽教育界の次世代を担う方々が数多く出演されました。
今回の出演校は、4年制大学より8校、短期大学より7校、専門学校などの教育機関より5校。さらに、昨年より出演している中国から3校の、計23校となりました。これらの学校から代表者1名が、日頃の研鑽の成果を披露しました。
出演校はこちらからご覧いただけます。>>>http://www.emies.gr.jp/event/newface/2017/school.html
演奏曲は、クラシック作品をはじめ、国内外の現代作曲家による作品や、ポピュラー作品、自作曲など、多彩なプログラムで構成され、演奏者一人一人自分らしさを発揮できる曲でステージに臨んでいました。最近の傾向としては、ポピュラー系の作品を演奏される方が増加傾向にあります。中国からの出演者の内2名は中国国内の作曲家作品を演奏され、電子オルガンを通じた文化交流の場にもなりました。
演奏された学生の方々は、各学校から選ばれた代表者である事、音響効果のよいヤマハホールで演奏できるという事もあって、皆さん気持ちのこもった積極的な演奏を聴衆にアピールされ、聞き応えのある充実したコンサートとなりました。これからの活躍が期待されます。
このコンサートの模様は、一部を除き全日本電子楽器教育研究会Webサイト(http://www.emies.gr.jp/index.html)にて5月下旬に公開予定です(ご覧頂くためには会員登録が必要です)。また、「月刊エレクトーン5月号」(4月20日発売予定)にてコンサートリポートが掲載されます。