focusTEENS' MUSIC FESTIVAL 2006全国大会
〜20th Anniversary〜

1987年、10代なら誰でも参加できる音楽の祭典としてスタートした「ティーンズ・ミュージック・フェスティバル(以下TMF)」。以来、数多くの音楽好きの10代の若者たちが参加し、熱い支持を受けてきたTMFが2006年に20周年を迎えた。今回は 11月26日に東京・渋谷C.C.Lemonホール(旧・渋谷公会堂)にて行われた20周年記念の全国大会の模様をお伝えする。

出場者と同じ10代の聴衆が多く詰めかけた会場。開演前、早くも若いエネルギーが立ち込める中、フェスティバルは始まった。オープニングを飾ったのは『Stereo Switch』。ボーダー柄のTシャツを着た4人が、爽やかなポップ・チューンを聴かせて会場を一気に盛り上げる。続く『まきちゃんぐ』は伸びやかな歌声でバラードを熱唱。その後も『インディカ29』がエネルギッシュなロックで若さ溢れるプレイを披露するなど、ジャンルを問わないTMFならではの多彩な演奏が繰り広げられた。

8組の演奏が終了したところで、新たに設けられた「20←(オーバートゥエンティ)部門」へと移る。これは、より多くの音楽ファンが参加できるよう、 20歳以上のアマチュアミュージシャンを対象に新設されたもの。今大会の選考対象にはならないエキジビション出演ながら、インターネットから応募できるよう同じく新設された「楽曲応募部門」からの参加バンドを含めた4組が熱演して、ティーンズとはまた違う魅力で会場を沸かせた。

休憩をはさんだ後半一番手は『北原佑基』。アコースティックなギターの音色、美しいファルセット・ボイスが耳に残る。続いては、デュエットによる美しいバラードを聴かせた『流季』。今回は、10代の出場者17組中9組がソロまたはデュオと、近年の音楽シーンの傾向同様に小さいユニットでの参加が目立ったが、リスナーとして音楽シーンに大きな影響を与える世代だけに、それも頷ける結果と言えよう。その他にも、ギタリストが後ろを向いたままプレイし続けるという斬新なパフォーマンスを見せた『cinema staff』、歌詞に合わせて七色の歌声を使い分けた『WATER CATS』など、オリジナリティ溢れるバンドが続々と登場。最後は、『音子』がバラードでしっとりと締めくくった。

選考員による各賞の選考が行われる間、ステージはゲストライブへと突入。今回は、2004年の全国大会に出場したことをきっかけにプロデビューを遂げた2人のアーティスト、SHOWTA.と中村 中が出演して聴衆を魅了した(詳報はこちら)。

そして、いよいよ選考結果の発表。各賞の受賞バンド名が呼ばれるごとに、会場から歓声が上がる。栄えある20周年記念のティーンズ大賞に輝いたのは、『SUPER BEAVER』。壇上で号泣しながら喜びを爆発させるメンバーに、一際大きな拍手が送られ、フェスティバルは幕を閉じた。受賞したバンドも、惜しくも選から漏れたバンドも、持てる力を出し切ったからか一様に清々しい表情を浮かべていたのが印象に残る。C.C.Lemonホールという大きな舞台で、そしてそれを埋め尽くすほどの大勢の聴衆の前で自分をアピールした経験は、若い彼らにとって大きな財産になるに違いない。

大賞 SUPER BEAVER(関東甲信越大会代表) ティーンズ大賞 オーディエンス賞

ビートの効いたストレートなロック・バンド。エネルギッシュなステージで、選考員、オーディエンス双方から高い評価を獲得。

ピース(九州大会代表)ロッテ賞

歯切れのいいフォーク・ソングを披露した兄弟デュオ。ぴたりと息の合った演奏に会場が大きく沸いた。

山下・山本(関東甲信越大会代表)奨励賞

ピアノとヴォーカルの2人組によるバラード。美しいメロディと伸びやかな歌声で聴衆を魅了した。

阿部真央(九州大会代表)奨励賞

制服姿でギターを弾きながらの熱唱が印象的。母親のことを唄ったという歌詞もインパクト充分だった。

SAHAJi(楽曲応募部門代表)奨励賞

16歳と14歳とは思えない堂々としたプレイを聴かせた兄弟ユニット。メロディアスなバラードは秀逸だった。

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