先輩講師からのメッセージ

巻渕麻利子 講師 バイオリン

巻渕麻利子 講師/ バイオリン

バイオリンを教えることで人とのつながりも、自分の演奏も深まっている気がします。

東京音楽大学卒業。2005年よりヤマハバイオリン科講師。講師の仕事に加え、ソロ、室内楽、オーケストラ、ライブサポート、レコーディ ング、テレビなど幅広い分野で活躍中。

大学4年の時にネットでみつけたヤマハの講師募集を見て

「バイオリンやってみる?と親にきかれて、『やる!』と返事したのは覚えています。」と言うのはバイオリン講師の巻渕麻利子さん。4歳でバイオリンを始め、その後高校、大学と音楽専門の学校へ進学。当時は食事と寝る時以外はずっとバイオリンの練習という毎日だったそうです。
巻渕さんがヤマハの講師になろうと思ったのは大学4年生の時。「インターネットでヤマハの講師募集を知りました。卒業後はフリーの演奏家になる人も多いのですが、私は地に足をつけて音楽をやっていきたいと考えました。講師という仕事を通し多くの方と接することが、自分の演奏にもプラスになると思ったんです。」

レッスン後に、鼻歌が出たら心の中でニッコリ

ヤマハミュージックレッスンはクラシックだけでなくポピュラー曲も大切なレパートリーです。「音大はクラシック中心でしたからコードを見ながら伴奏をつけたりアドリブで演奏するのは初めてでした。」と巻渕さん。「でも合格後に4日間泊まり込みの充実した説明会があって、ポピュラーミュージックのことやグループレッスンの進め方などを一から教えてもらいました。」
そしていよいよレッスンが始まります。受け持ったクラスはほとんどの方が年上の方。そんな中で巻渕さんが大切にしたのは信頼関係を築くことでした。「大人の方々ですから、まずは信頼していただく。それには「楽しい」「上達する」に加え『納得する』が大事だと思いました。子どもは感性だけで演奏できますが、大人は納得できないと進めません。でも納得できれば早いんです」。レッスンが終わって楽器を片づけながら、生徒さんがその日レッスン曲を鼻歌で歌っていたら、巻渕さんはヤッタ!と心の中でニッコリ。レッスンの充実度のバロメーターだそうです。

教えるだけでなく自分も勉強 演奏活動にもプラスに

講師以外の時間は演奏家としても活躍中の巻渕さん。ソロ、室内楽、オーケストラ、さらにライブサポートやテレビドラマへの出演など活動の場は多彩です。「演奏の仕事は必ずしもコンスタントにあるわけではありません。でも講師の仕事で生活の基盤ができているので落ち着いて演奏活動ができます」
昨年からは自分でプロデュースしたコンサートを年に数回開催。「自分でコンサートを企画するのは初めての挑戦。お客さまに楽しんでいただけるようポピュラー曲も取り入れました。ポピュラー曲では横のつながりでジャズピアノの講師の方に伴奏をお願いしましたが、ジャズのことを教えていいただき勉強になりました。何より自分でも楽しかった!」コンサートには生徒さんもたくさん駆けつけてくださったとか。「音楽活動を応援してもらって感謝しています。本当に生徒さんたちに支えられていると感じます」

生徒と同じ方向を向いて 少しだけ先を歩いている気持ちで

演奏家としても活躍している巻渕さんですが、いつもレッスンへはどんな気持ちで臨んでいるのでしょう。「私自身が常に成長したいと思っているので、生徒さんと向き合うというより、バイオリンを演奏する仲間として同じ方向を向いて少しだけ前を歩いているつもりで教えています」
最後に講師として一番やりがいを感じる瞬間は?「生徒さんのイキイキした笑顔を見たときですね。レッスン前と後では別人のように明るくなることもあり、そんな時に講師をやっていてよかったと思います。また生徒さんから『先生のおかげでバイオリンが上達したので地域のアンサンブルサークルに入れた』とか『介護で大変な毎日だけど教室でバイオリンをやっている時だけは自分にも戻れる』といった話をきくと、本当に嬉しいです」と語る巻渕さん。講師として、そして演奏家としても、ますます磨きがかかっていきそうです。