日本発達心理学会第30回大会にてラウンドテーブル「子どもと音楽とのかかわりを「環境」から考える―〈場〉、〈声〉、〈行為〉に着目して―」を行います

2019年03月07日 研究発表

ラウンドテーブル

日時

3月18日(月)9:30~11:30(RT26)

会場

早稲田大学戸山キャンパス(31号館204)

テーマ

子どもと音楽とのかかわりを「環境」から考える―〈場〉、〈声〉、〈行為〉に着目して―

企画主旨

近年、音楽的な体験が、子どもの認知的・社会的発達(例えば社会性や言語能力等)を促進するといった「有益な効果」に高い関心が寄せられている。一方で、そのような効果は、音楽という単独の要因によるものではなく 、例えば経済的要因などを含めた複雑な相互作用の結果として生じるものであり、音楽と子どもの発達との実質的な関連づけには慎重であるべきという指摘もある。 しかし、このような動向はいずれも明示的な効果の有無を検証することに急ぐあまり、子どもが実際に「どのような場で、どのようなことを契機として、音や音楽とかかわっているのか」という、子どもにとっての音楽的な体験それ自体の意味を十分に議論したものとはいえないのではないだろうか。そこで本ラウンドテーブルでは、「環境」をキーワードに、音楽と子どもをめぐる社会的・物理的環境の実際とそこで起こっている多様な出来事について話題提供を行い、子どもと音楽のかかわりを「環境」から捉え直す試みを標榜する。

企画・司会

企画・話題提供丸山 慎(駒沢女子大学・ヤマハ音楽振興会)
企画・司会澤水 真央(ヤマハ音楽振興会)
話題提供梶川 祥世(玉川大学リベラルアーツ学部)
嶋田 容子(金沢学院短期大学幼児教育学科)
指定討論荻野 美佐子(上智大学 名誉教授)