ヤマハマスタークラス

マスタークラス ピアノ特別コース在籍生
エトリンゲン国際青少年ピアノコンクール ファイナル出場

第17回エトリンゲン国際青少年ピアノコンクールが開催され、マスタークラス ピアノ特別コース在籍生の萩原麻理子さん(12)と上原悠さん(17)が、ファイナルに出場しました。
2年に1度ドイツのエトリンゲンで開催されるこのコンクールは、今回はコロナ禍の中オンラインで実施され、33ヵ国から288名が応募しました。予備審査で112名に絞られ、40名がファイナルに進み、萩原さんは15歳以下の部門で、上原さんは20歳以下の部門でファイナルに選出され、萩原さんは、ヤングタレント特別賞を受賞しました。


コメント

萩原麻理子
今回、エトリンゲン青少年国際ピアノコンクールでヤングタレント特別賞を受賞でき、とても嬉しく思います。
今年は、残念ながらエトリンゲンでのファイナルはオンラインでの開催となりましたので、コンサート会場での演奏とは違う難しさを感じることができました。会場での演奏は観客の皆様に直接自分の思いを届けることができますが、動画という形になると音楽表現の緻密さや、音へのこだわりがさらに求められると実感しました。
ファイナルのプログラムは、バロックから近代まで様々な国の作曲家の作品を選曲しましたが、時代にあった表現にすることと、一曲ずつ音色を変えることに心掛けました。
本番はエトリンゲンとオンラインでつなぎ、1回のみのライブ収録でしたので、とても緊張しましたが、精一杯の演奏ができたと思います。
これからも高い目標を持って頑張りたいと思います。
上原悠
今回、同じ楽曲にある程度の期間取り組むことによって、より多角的に音楽を眺めることができるようになったと思います。何故なら、新しい可能性を模索し続けないと、演奏が行き止まりを迎えるように感じたからです。例えば、ある曲の構造や音楽史的なコンテクストから演奏を検討することも勿論重要ですが、それと共に自分が音楽から何を感じとるかという主観的、偶発的なことを演奏に反映するのも重要で、それは自分の音に耳を傾け続けることによって可能になるということを、日々のレッスンで体感的に学び、少しずつ実践できるようになりました。ファイナルがオンラインになってしまったものの、このコンクールを通して学んだことは大きかったと思います。

コンクール概要

第17回エトリンゲン国際青少年ピアノコンクール(英語サイト)

開催国
エトリンゲン/ドイツ
部門
カテゴリーA 15歳以下
カテゴリーB 20歳以下
  応募者 予備選通過者 ファイナル出場者
カテゴリーA 170名 51名 20名
カテゴリーB 118名 61名 20名

萩原麻理子さん:カテゴリーA ファイナル出場、ヤングタレント特別賞受賞
上原悠さん:カテゴリーB ファイナル出場