ヤマハマスタークラス

ヤマハマスタークラス修了生 小林海都さん
リーズ国際ピアノコンクール2位入賞

第20回リーズ国際ピアノコンクールが開催され、ヤマハマスタークラス修了生の小林海都さんが第2位、およびヤルタ・メニューイン賞(最優秀室内楽演奏賞)を受賞しました。

今回は、予備審査で絞られた62名が4月に世界16か所にて実施された1次予選に進み、2次予選からは9月にイギリスのリーズで行われました。2次予選では24名の中から10名のセミファイナリストが選出され、ファイナルでは5名までに絞られました。

小林さんからは、下記の通りコンクール参加・受賞にあたってのご感想をお寄せいただきました。

小林海都さんからのコメント

僕がヤマハ音楽教室に通っていた頃から今回のリーズ国際ピアノコンクールの参加に至るまでには想像もつかないほど長い道のりでした。
その過程では辛いこと、悔しい思いもたくさんしてきました。コンクールで緊張のあまり思い通りの実力を発揮できないことに悩む時期もありました。今回のコンクールも第一次予選から本選までに用意しなければいけなかったレパートリーは実際にステージでは弾かなかったものも含めると約5時間半にも及びます。それは自分の限界との戦いで、精神的にも肉体的にもハードでしたが、極限の緊張の舞台上で僕を最後に支えていたものは「音楽が好き」という4歳から持ち続けている純粋な気持ちでした。音楽を愛し、信じ、心から共感する。これは音楽を学ぶ人には年齢関係なく何より大切にしてもらいたいことです。

今はコロナの影響で窮屈な思いをすることも、たくさんあると思います。そんな時こそ音楽は人の心を満たしてくれる助けになると信じています。
そしてヤマハ音楽教室はそんな音楽の素晴らしさを教えてくれる場所だと思います。

つまずいた時には初心に帰ってみてください。
これからも一緒に頑張りましょう!

コンクールについて

1963年に創設され、3年に1度イギリスのリーズで開催されるこのコンクールは、早くから若手の登竜門として知られ、過去にはラドゥ・ルプー、マレイ・ペライアらの著名なピアニストが優勝しています。

リーズ国際ピアノコンクール(英語サイト)

開催国
リーズ/イギリス