海外でも高い評価を得ている「ヤマハ音楽教室」。各国の子どもたちがインターナショナルレベルに繋がる演奏の機会を作り、グローバルな発信力を高めることを主な目的とした「ヤマハ・インターナショナル・ハイライトコンサート2019」が、2019年11月16日(土)シンガポールで開催(主催:ヤマハ株式会社)されました。
本コンサートは、1991年より各国ヤマハ現地法人らの協力のもとに継続実施してきた「アジアパシフィックジュニアオリジナルコンサート(APJOC)」を再編したもので、これまで国やコースごとにバラバラに実施されていたものを体系化し、ジュニアオリジナルコンサート(JOC)自作曲やピアノのクラシック楽曲に加え、ボーカルやドラムなどのポピュラー音楽を学ぶ生徒など、これまで国際イベントがなかったコースの生徒も一同に会するコンサート形式としました。
初年度である今回は、10の国と地域(アメリカ合衆国、インドネシア、韓国、シンガポール、タイ、台湾、中国、日本、香港、マレーシア)から24名の生徒が参加。JOC参加作品の他、各国主催ピアノコンクール受賞者や、ポピュラーミュージックコンテスト受賞者、ヤマハエレクトーンコンクール(YEC)2018受賞者の演奏、さらに即興演奏も披露され、満員となったお客さまを魅了しました。
日本からは、三枝 美心さんと、増田 和輝さんが参加。
三枝さんは、自作曲『こねこのポルカ』を、いたずらなネコ、気まぐれなネコ、踊っているネコなど、さまざまな表情のネコを、特徴的なモチーフやリズムで表現しました。会場でのピアノの響きを意識しながら、会場内に響き渡る演奏となりました。
増田さんは、小さな身体ながら全身を使っての演奏がとても印象的。「風、光、潮の匂い、深い海、広がる空を感じてほしい」というご自身のコメントの通り、壮大な風景をイメージさせる自作曲『VOYAGE~大海に帆を上げて~』をエレクトーンで演奏しました。
二人とも9歳と最年少ながら、聴衆にイメージが伝わるようなしっかりとした演奏で、客席からは惜しみない拍手が送られました。
コンサートの模様は、2020年3月頃にヤマハ株式会社の公式YouTubeで公開予定です。