
ヤマハ音楽振興会は、三重大学、三重県御浜町と同紀宝町との共同研究を通し、認知症予防を目的とした音楽体操プログラム「まちかどエクササイズ」を開発し、各地で展開しています。
東京都葛飾区では、月1回、区内9銭湯の開店前に、脱衣所等を利用して、簡単な体操や脳トレ、レクリエーションなどを行う「ふれあい銭湯」を開催。この取り組みの1つ「やさしい音楽体操」にて、「まちかどエクササイズ」が活用されています。
今回は、2025年11月20日(木)に、栄湯(東京都葛飾区高砂)で開催された「やさしい音楽体操」の様子に密着しました。
銭湯の営業開始前、男湯の脱衣場に男女15名の参加者が集まり、プログラムがスタートしました。まずは座ったままでできる準備運動で、ゆっくりと体をほぐします。体が温まってきたところで、音楽に合わせた約10分間の有酸素運動へ。「歩く」動作を基本に、リズミカルに体を動かしました。続いてリズムエクササイズ。講師の叩くリズムを手足で真似していきます。初めはバラバラだった動きも、回数を重ねるうちに少しずつ揃い、参加者同士の一体感も高まっていきました。両足を中心とした筋力トレーニング・ストレッチを行った後、音楽に合わせた呼吸・発声トレーニングで口腔機能を鍛え、しっかり声を出していきます。発声トレーニングの勢いそのままに、音楽に合わせて体を動かすリズムステップに移行。簡単なダンスステップでストレス発散にもつながります。続くシングアウトでは、簡単な振付を交えて「こげよマイケル」を合唱し、脱衣場には明るい歌声が響き渡りました。最後はストレッチによるクールダウンで、リラックスした雰囲気の中、参加者は心身ともにすっきりとした表情で終了となりました。
プログラムを受講した参加者からは「あっという間の1時間で楽しく運動ができた」「1時間の運動で体が軽くなった」「今日やった運動は家でも実施したい」「普段は体を動かす機会がないので、良い体験だった」といった前向きな声が寄せられました。
「ふれあい銭湯」を担当されている葛飾区のご担当者にお話を伺いました。
Q.まちかどエクササイズの導入をご検討いただいた理由は?
A.新しいプログラムを導入したいと考えていたところ、シニア活動支援センターでの講座参加者※1が楽しそうに受講している様子を見て興味を持ちました。特に、音楽に合わせたエクササイズで、楽しみながら口腔機能、運動機能、認知機能の維持・向上に総合的にアプローチできる点に魅力を感じました。
Q.本プログラムを通して期待していることは?
A.参加者が楽しみながらエクササイズの効果を実感し、今後もふれあい銭湯に参加するきっかけとなることを期待しています。また、他のプログラムにはない、声を出しながらの運動を通じて、より多くの方に楽しんでいただけることを願っています。
Q.プログラムを実施してみた感想は?
A.様々な健康づくりの要素を含んだエクササイズを終えた参加者が、楽しかったと満足して帰っていく様子を見て、とても嬉しく思いました。運動量はある程度確保されていますが、動き自体はシンプルでわかりやすく、参加者にとって取り組みやすい内容だと感じています。
まちかどエクササイズは、介護予防や地域の活性化に役立つ支援事業などに有効にご活用いただけます。
詳細はWebサイトをご覧ください。
まちかどエクササイズ
※1 葛飾区のシニア活動支援センターにて、数年間に渡りまちかどエクササイズを8回講座として実施。










