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ヤマハ音楽支援制度

2015年度「音楽奨学支援」「留学奨学支援」授与式

さる4月27日、ヤマハ音楽支援制度の「音楽奨学支援」(優れた音楽能力を有し、将来音楽分野で活躍が期待できる若手音楽家への支援)、および「留学奨学支援」(海外の教育機関に留学し、演奏家・作曲家を目指す人への支援)の2015年度認定証授与式がヤマハ音楽振興会本部で行われました。本年度支援対象者として選ばれたのは、音楽奨学支援12名、留学奨学支援4名で、対象者には、学習および留学のための奨学金が支給されます。
式では、ヤマハ音楽振興会の梅村充理事長が支援制度の概要とお祝いの言葉を述べ、一人ひとりに認定証を授与。その後、各対象者が今後の抱負や目標を交えながら、奨学生に選ばれた喜びを語りました。

音楽奨学支援

山﨑 亮汰さん
16歳/福島県出身/福島県立安積黎明高校2年/専攻:ピアノ

今年は何度か海外に行く予定があり、6月にハワイでマスタークラスを、また8月にはイタリアのアカデミーで勉強するチャンスをいただきました。この経験から良い刺激を受けて留学のきっかけ作りになればと考えています。また今後は留学以外にも国際コンクールにたくさん参加し、最終的にはいろいろな人に認めてもらえるアーティストとして活動できるよう頑張っていきたいと思っています。

三上 結衣さん
17歳/北海道出身/北海道札幌北高校3年/専攻:ピアノ

私はこの4月で高校3年生となりました。これからの数年間は自分にとってもっとも大切な時期になるかと思います。「音楽とはなにか」ということについて、これからの勉強を通して私なりの答を見いだせたらいいなと思っております。まわりで支えてくださる方への感謝の気持ちを忘れずに、これからも精進していきますのでよろしくお願いします。

鶴澤 奏さん
20歳/東京都出身/東京音楽大学ピアノ演奏家コース3年/専攻:ピアノ

私は幼少時から東京音楽大学で学んでいますが、高校を卒業する頃から、もっと海外に目を向けて広い視野で勉強していかなければならないと考えるようになり、海外セミナーへの参加や国際コンクールへのチャレンジを続けています。そんな中、今回ご支援いただけることをとても心強く感じております。大学卒業後は、クラシックの本場であるヨーロッパで学び、最先端のクラシックの流れを知り、それを糧として自分の個性を打ち出した唯一無二のアーティストになれるよう努力を続けていきたいと思っております。

リード 希亜奈さん
20歳/滋賀県出身/東京藝術大学音楽学部器楽科3年/専攻:ピアノ

私は国際コンクールに参加することをとても有意義に思っております。今後は今回の支援を生かし、海外で演奏するという経験を積み重ねることで、自分自身としっかり向き合って勉強し、芸術に対しても思索を深めていきたいと考えています。また海外に留学し勉強したいという思いも以前から強く持っておりますので、講習会などを通してそういう機会を探していきたいです。さらにアンサンブルや伴奏なども積極的におこない、経験を深めていけたらと思っています。

高倉 圭吾さん
20歳/北海道出身/東京藝術大学音楽学部器楽科3年/専攻:ピアノ

「木と森を同時に見る」という言葉を、私は常日頃から心に留めています。この言葉を音楽に当てはめると、作曲家が残した1音1音の音符そのものが「木」だとすれば、その作曲家が生きた国や話した言葉、友人たち、憧れた音楽など、彼のすべての人生が「森」ということになるでしょうか。この秋からパリに留学することが決まっているのですが、その生活の中で、木と森を同時に見る、「凝視と俯瞰」が両立できるようになりたいと思っております。

土岐 祐奈さん
20歳/東京都出身/桐朋学園大学音楽学部3年/専攻:ヴァイオリン

私は今年で大学生活が折り返しになります。今回頂いた奨学金を活用させていただきながら、海外のセミナーやコンクールに積極的に参加し、ソロに限らず室内楽やオーケストラのレパートリーを増やせていけたらと思っております。
私は幼い頃から両親に「世の中の役に立つ人間になりなさい」と言われてきました。
今後は、音楽を通じて光や希望を与えられる演奏家を目指し、偉大な作曲家が残した素晴らしい作品を多くの方に伝えられるよう励んでいきたいと思います。

佐藤 晴真さん
17歳/愛知県出身/東京藝術大学附属音楽高校3年/専攻:チェロ

今回はじめて奨学制度というものに応募したのですが、あとで100名以上もの応募があったことを知り、その中で選んでいただけたことを本当に光栄に思っております。僕はヨーロッパ、特にドイツに留学したいと思っているのですが、奨学生に選んでいただけたことで、さらのその気持ちが強くなりました。これからも精進していきたいと思います。ありがとうございました。

笹沼 樹さん
20歳/東京都出身/桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコース、学習院大学3年/
専攻:チェロ

10歳の時、ヤマハホールで行われた「チェロ・フェスタ」という演奏会にプロの方々に混じって出演したことが、僕がチェリストになりたいと思ったきっかけでした。それから10年経って、またこうしてヤマハの方々に支えていただけることになにかご縁を感じています。これまでは、仲間や先輩、先生方と室内楽やオーケストラを通して音楽に対する姿勢を学ぶことが多かったのですが、今後はその経験を生かし、ソリストとしてもやっていけるように音楽性や技術、知識を磨いていきたいと思っています。

清水 伶さん
16歳/東京都出身/東京音楽大学付属高校2年/専攻:フルート

僕は子どもの頃からオーケストラが好きで、中学生の時祖父母にヨーロッパに連れて行ってもらいベルリン・フィル、ウィーン・フィルを聴くことができたのですが、その時以来、本場で音楽を勉強したいと強く思うようになりました。今年、音大の付属高校に転校してより自由な音楽活動ができるようになったのを機に、奨学金を活用していろいろなマスタークラスを受けたり海外のセミナーに参加し、より一層の研鑽を積みたいと思っています。

古谷 拳一さん
20歳/千葉県出身/東京藝術大学音楽学部器楽科3年/専攻:ファゴット

僕は小さい頃からファゴットを吹いてきたのですが、この楽器はピアノやヴァイオリンなどに比べると知名度が低く、クラシックに馴染みのない人から「ファゴットってなんですか?」とたずねられることもしばしばあります。今後は演奏活動を通じていろいろな人に、もっとファゴットの魅力を伝えていきたいです。そして日本のみならず海外にも目を向けて、器の大きな奏者になりたいと思っています。

多胡 宏音さん
18歳/東京都出身/国立音楽大学1年/専攻:打楽器

私はこの4月に大学に入学しました。まだスタートを切ったばかりで、自分がこれからどんな演奏家になりたいか、人にどんな音楽を届けたいかを模索しているところですが、奨学生に選んでいただいたこのチャンスを最大限に生かして、自分の求める音楽を探していきたいと思っています。これからも初心を忘れず謙虚な気持ちで、私を支えてくださっているたくさんの方々に感謝の気持ちが伝わるよう努力を続けてまいります。

北井 誉人さん
20歳/千葉県出身/国立音楽大学3年/専攻:ドラム

僕はドラムセットという楽器を専攻しています。ドラムセットというとロックやポップス、ジャズで活躍するという印象が強いかもしれませんが、しかしこの楽器にはまだまだ多くの可能性があります。そのことを、演奏を通じて世界中の人にわかってもらえる、そんなプレイヤーになりたいと思っています。みなさんの中で、なにか新しいことをやろうという時にドラムセットに興味を持つ方がいらっしゃったら、ぜひ僕を呼んでください(笑)。よろしくお願いします。

留学奨学支援

横山 未央子さん
26歳/北海道出身/シベリウス音楽院留学予定(東京藝術大学)/専攻:作曲

私は、作曲をする際にはその国の言語や民族音楽など、環境や文化が作品に滲み出るべきだという考えのもと学んでまいりましたが、大学院を修了する段になり、一つの環境や文化の中だけでは視野が狭くなってしまうと感じ、フィンランドへの留学を考えました。留学後は、フィンランドの伝統音楽などにも触れて自分の視野を広げ、そこから自分の核となる作曲技法や発想を得ていきたいと考えております。また、北欧諸国の若手作曲家のためのセミナーやフェスティバルに応募し、招待されるよう頑張っていきたいと思っております。

古田 友哉さん
24歳/岐阜県出身/
オーストリア国立ザルツブルグ・モーツァルテウム音楽大学(桐朋学園大学)/
専攻:ピアノ

この度は留学奨学生に選出して頂き、誠に有難うございます。
音楽という枠組みにおいて演奏と教育は切っても切り離せない存在です。24歳の私だからこそ感じる事を演奏会やレッスン、マスタークラスで伝える事が今私にできる全てだと思っています。
どちらも他者とのコミュニケーションの上に成り立つ演奏と教育において、相手の些細なシグナルを見逃さず、柔軟な対応をする為にはまずは自らの音楽表現の幅を広げる事が重要だと感じています。
これからも正しい方向に充分な情熱を伴い研鑽を積みたいと思います。
(授与式は欠席でコメントのみ)

南 紫音さん
25歳/福岡県出身/ハノーファー音楽演劇大学(桐朋学園大学)/専攻:ヴァイオリン

この度はヤマハ奨学支援制度にご採用いただき、大変有難く思っております。ドイツのハノーファーで勉強を初めてからまもなく2年となりますが、新しい発見や刺激にあふれる充実した生活を送っております。この与えられた貴重な機会に感謝し、より良い演奏家となるべくこれからも日々精進して参ります。
(授与式は欠席でコメントのみ)

©井村重人

本堂 誠さん
25歳/千葉県出身/パリ国立高等音楽院(東京藝術大学)/専攻:サクソフォーン

この度は奨学生としてご採用いただきありがとうございます。
先月はポルトガルでのプライベートレッスン、この夏はドイツのコンクールに参加、その後9月からはオランダへ交換留学予定と、多様な文化から得る多角的な視点を持っていくと同時に、サクソフォーンの中でもバリトンの専門性を高めていくことも今後の目標です。
そして現代の作曲家へその存在と可能性を示していく奏者の一人となれるよう研鑽を積み、できる限りの挑戦を続けていきたいと思います。
(授与式は欠席でコメントのみ)

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