2019年度奨学生の西本裕矢さんと小西健太郎さんによる「Piano & Violin Concert」が開催されました

2020年9月23日(水)、2019年度ヤマハ音楽支援制度「音楽奨学支援」対象者の西本裕矢さん(ピアノ)と小西健太郎さん(ヴァイオリン)による「Piano & Violin Concert」が、ヤマハ銀座コンサートサロン(東京都中央区)で開催されました。
感染症拡大防止のため客席数を減らしての実施となりましたが、この日を迎えることができた喜びあふれる2人の演奏に、お客さまから温かな拍手が送られました。

小西健太郎さんのコメント

ヤマハ銀座コンサートサロンの、木の温もりの心地よい響きを感じながら、後輩の西本裕矢さん(ピアノ)と心から伸び伸びと音楽をすることができました。練習過程で、音楽の持ち味の違う西本さんとたくさん意見交換をしながら、デュオの一体の音楽を作り上げていくのも日々嬉しい発見でした。そして何より!その成果を本番でお客さまに披露することがかない、充実したリサイタルとなり、達成感でいっぱいです。今後、音楽を学んでいくことへの自信にも繋がりました。

多くの学生の「学びたい」目標がコロナ禍で失われてきた中、私たちにこのような学びの機会をくださいましたヤマハ銀座店、ヤマハ音楽振興会、そしてご来場くださいましたお客さま、応援してくださいました全ての方に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

西本裕矢さんのコメント

このたびは貴重な演奏の機会を与えてくださりありがとうございました。
今年は、新時代の生活様式の中で、お客さまへ癒しの音色をお届けできるように、フランス音楽の美しい名曲の数々を選曲させていただきました。本番では、音楽に込められた精神を感受して、お互いに「音楽の喜び」を存分に味わいながら演奏することができました。

またアンコールでは、地球をテーマとした自作曲披露も行い、最後は二人のスピーチとお客さまの熱烈な拍手で、温かく華やかに終演いたしました。

今後も演奏の場を通した学びを大切にしながら成長していきたいと考えております。

この公演を支えてくださった全ての皆さまに心から御礼申し上げます。

<プログラム>

『序奏とロンド・カプリチオーソ』イ短調 作品28/サン=サーンス
『詩曲』作品25/ショーソン変イ長調 作品61
『無伴奏ヴァイオリンソナタ第6番』ホ長調 作品27-6/イザイ
『夜のガスパール』より第1曲「オンディーヌ」/ラヴェル
『幻想ポロネーズ』変イ長調 作品61/ショパン
『ヴァイオリンソナタ第1番』ニ短調 作品75/サン=サーンス
『 Planet Earth 』ニ長調/西本裕矢

私たちの暮らす地球は、瑠璃色に輝く美しい惑星です。本作品は東京五輪の2020年に合わせてSDGsの「目標3.すべての人に健康と福祉を」の精神に基づき、地球を愛する気持ちや平和の大切さを考えながら作曲しました。
美しいヴァイオリンの旋律とピアノの低音で温かい響きのハーモニーを奏でます。

*SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)は、「誰一人取り残さない」持続可能でよりよい社会の実現を目指す世界共通の目標。