小さい頃から8年間、いつも一緒にヤマハ音楽教室に通って頑張ってきた、林美沙(はやしみさ)さんと藤岡美鈴(ふじおかみすず)さん。 今回は二人の共作『Shining Shower』を、2台のエレクトーンとドラムによるアンサンブルで、瑞々しい生き生きとした演奏を披露しました。「一人だと行き詰ってしまいがちだけど、二人ならアイデアを出し合って作曲することができます」と演奏後のインタビューに答えてくれました。
続く村上ももさんによるピアノの作品『桜の花が咲く頃に』は、会場の「さくらぴあ大ホール」にちなんだかのような曲名ですが、春が大好きな村上さんの「春のさまざまな情景を感じてもらえるように演奏したい」という思いが感じられる演奏でした。インタビューでは「練習よりも本番の方が良かった」との力強いコメントがありました。
第2部冒頭の「即興演奏」では、来場のお客様から寄せられた短いメロディーをもとに、その場で佐々木彩乃(ささきあやの)さんがピアノにより演奏しました。今回は8歳のお子さんからのメロディーが選ばれましたが、ステージ上で即座に1曲に仕上げ、見事に演奏し、客席からは大きな拍手が贈られました。佐々木さんは第2部最後にも出演しました。
コンサートの最後を飾ったのは、「山陽女学園中等部・高等部 管弦楽部」とピアノとの共演です。 同管弦楽部は、中・高生が一緒に活動し、「定期演奏会」と東京での「全国大会」を中心に、年間15回をこえる外部での演奏行事を行っています。高校オーケストラの全国選抜大会には7年連続出場中であり、また、これまでに県の文化祭での数々の受賞や、プロの奏者との共演など、積極的に活動している廿日市市唯一のスクールオーケストラです。今回の共演にあたり、指揮・顧問の先生からは「部員と同世代の方の作品を一緒に演奏することで、みんなとても勉強になっています」との言葉をいただきました。
演奏曲は「澄み渡る夜空一面に輝く星々を思い浮かべながら創りました」という佐々木彩乃(ささきあやの)さんの『星空』。きらめくようなピアノとオーケストラサウンドにより、壮大で神秘的な情景が広がっていく演奏に観客はひきこまれ、惜しみない拍手のうちに終演となりました。
なお、このコンサートの模様は、来る12月19日(土)11:15~11:45にテレビ番組として「広島ホームテレビ」にて放送される予定です。
※JOC公式サイトにてコンサートのダイジェスト映像を後日公開予定です
http://www.yamaha-mf.or.jp/joc/