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1988年の開設以来、多数の優れた音楽家を送り出してきたヤマハマスタークラス。ピアニストとしての資質や将来性に富む生徒たちが、さらに高度で専門的なテクニックや表現力を習得するためのレッスンプログラムを経験した「特別コース」の在籍生によるコンサートを2016年4月17日(日)、ヤマハホール(東京都中央区)で開催しました。
日頃、レッスンや講座で習得したさまざまなテクニックや表現力、音楽知識を存分に活かし研鑽を重ねた演奏曲を、満員のお客様の前で披露しました。
斎藤 奏さん (12歳)
ハイドン/ピアノソナタ ニ長調 Hob.XVI.37 作品30-3
斉藤さんのいきいきとしたハイドンのソナタでコンサートが始まりました。
第1楽章は快活で明るいタッチで始まり、それとは対照的な第2楽章の短調は荘厳でしっとりと、再びはずむように軽やかな第3楽章は朗らかで軽快に、とそれぞれの曲想を表情豊かに演奏し、華やかな幕開けとなりました。
佐野 瑠奏さん (12歳)
E. グリーグ/抒情小品集より「子守歌」「小鳥」「跳躍舞曲」「春に寄す」
自然や日々の出来事への思いを込めて書かれたグリーグの作品を、佐野さんのみずみずしい感性でひとつひとつ鮮やかに表現しました。にぎやかに戯れる姿を速いパッセージと巧みな強弱の変化で描いた「小鳥」、充実したハーモニーを流麗に響かせた「春に寄す」が印象的でした。
寺田 雅さん(14歳)
F. ショパン/スケルツォ 第2番 変ロ短調 作品31
細やかなテクニックで多彩に変化するショパンの濃密な世界を聴かせた寺田さん。
独特のフレーズで始まる冒頭は心地よい緊張感に溢れ、続く中間部では音の粒を揃えた美しいメロディが語りかけてくるようでした。ロマン派特有の深みを感じさせるこの曲の魅力が伝わる演奏でした。