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そして圧巻だったのは、最後に演奏されたシューベルト『幻想曲ヘ短調』でした。
この曲でセコンドを担当の小林氏は、師であるピリス氏にぴったりと寄り添いながら、曲の細部にまで深く入り込んでいる演奏を聴かせ、それは、まさに海外での研鑽による成長ぶりを窺わせてくれるものでした。二人による見事な演奏に会場は酔いしれました。
アンコールには、東欧の現代作曲家G.クルタークの『遊戯 第3集より、シューベルトへのオマージュ』が演奏されました。
今回のコンサートは、円熟の極致ともいうべき巨匠ピリス氏と、今後の幅広い活躍が期待される若さいっぱいの小林氏による演奏で、満員の観客に大きな感動を与える一夜となりました。
Photo by Ayumi Kakamu
小林海都(Kaito Kobayashi)プロフィール
1995年横浜市生まれ。ヤマハ音楽教室出身。2008年よりヤマハマスタークラス特別コース在籍。
2010年、第12回エトリンゲン国際青少年ピアノコンクールカテゴリーBにて歴代最年少第1位、及びハイドン賞を受賞し、翌年ドイツとイタリアにて優勝記念リサイタルコンサートを行う。2013年、第11回東京音楽コンクールピアノ部門第2位。ソロ演奏のほか、国内はもとより海外のオーケストラとも多数共演するなど、積極的に演奏活動を行っている。
これまでに、ピアノを湯口美和、故ヴェラ・ゴルノスタエヴァ、横山幸雄、田部京子の各氏に師事。現在は、ベルギーのエリザベート王妃音楽院にてマリア・ジョアン・ピリス氏に師事している。