全国展開に先駆け、昨秋より愛知・三重・岐阜の3県で先行展開している「青春ポップス」の会員イベント「歌って踊ろう!300人の青春ポップス」を、2017年4月26日(水)愛知県芸術文化センターで開催しました。午前と午後の2回でそれぞれ90分のプログラムが行われ、総勢約350名が参加しました。
歌好きの全てのシニアを対象に、新しい「歌」の楽しみ方を提供する「青春ポップス」は、1960~80年代の歌謡曲やフォークソングなどを中心に、楽譜は使用せず、オリジナル映像を見ながらハモリやステップをつけて仲間と「歌」を楽しめる内容となっています。
この日は、日頃それぞれの会場で受講されている会員とその友人らが各地から駆けつけ、開演20分前にはほぼ満席となりました。
オープニングでは、曲紹介や広告キャラクターとしても登場している、タレントのグッチ裕三氏からのビデオレターを上映。続いて、歌唱指導を担当する淡野保昌氏と振り付けを担当する杉本智孝氏が『また逢う日まで(尾崎紀世彦)』の曲とともに登場すると、会場からは大きな拍手がわきおこりました。
普段は映像の中でしか見る機会のない淡野、杉本両氏が、この日は直接アドバイス。淡野氏は発声を中心に、腹筋を使ってスタッカートを発音するポイントや、表情筋の使い方などを、分かりやすく説明しました。杉本氏はステップや振り付けについてアドバイス。ちょっとしたコツで足を長く見せる方法を披露すると、会場からは「なるほど~」という感嘆の声とともに、周りの方とお互いのポーズを確認しあうなど、和気あいあいとした雰囲気に包まれました。
二人のアドバイスを踏まえ、前方のスクリーンに映し出されたお手本映像を見ながら、『恋の季節(ピンキーとキラーズ)』『あの時君は若かった(ザ・スパイダース)』を、振りつきで各々が好きなパートを歌い美しくハモると、迫力の歌声が会場いっぱいに響きました。
続いて、日頃各会場でプログラムの音楽サポートをしているファシリテーター(講師)がオンステージ。自己紹介を兼ねた挨拶では「今日は会員の皆さんよりも、私のほうが楽しんでいるかもしれません」と笑いを誘う一幕も。『待つわ(あみん)』『恋のバカンス(ザ・ピーナッツ)』『ランナウェイ(シャネルズ)』『真っ赤な太陽(美空ひばり)』を会場の皆さんとともに大合唱しました。
この日最後の歌『翼をください(赤い鳥)』を歌い終わると、客席からは「アンコール!」の声が。全8曲を大合唱し、90分のプログラムは幕を閉じました。
この日、三重県伊勢市から駆けつけた尾崎さん(写真右)と中世古さん(左)は、昨年10月に入会。尾崎さんは、グッチ裕三氏が登場するCMを見て「これだ!」と。「歌を歌いたいけれど、カラオケでは面白くない。『青春ポップス』は上達を求められることがないのがちょうどいい」と思い、入会を決めたそうです。「今日は300人の歌声の迫力がすごかったです」と、90分間を存分に楽しまれた様子でした。
「普段遠くまで出ることが少ないので、今日はいい機会だと思って参加しました」と語るのは、中世古さん。「こんなに楽しいとは思いませんでした。いつもは映像で見ているだけの先生方が直接指導してくれ、笑いもありで最高でした」と語りました。
他にも多くの方から「また参加したい」「大人数で歌えて楽しかった」などの感想が寄せられました。