ジュニアオリジナルコンサート
(JOC)活動について

ジュニアオリジナルコンサート(JOC)とは

ジュニアオリジナルコンサート(JOC)は、日本国内をはじめ世界各国のヤマハ音楽教室で学ぶ15歳以下の子どもたちが、心に感じたことを曲にし、自ら演奏するコンサートです。
JOCは、ヤマハ音楽教室の教育理念である「すべての人がもっている音楽性を育み、自ら音楽をつくり、演奏し、楽しむことの出来る能力を育て、その音楽の歓びを広くわかちあう」ことの教育成果を表すものであり、子どもたちの無限の可能性を引き出し、その成長を促すための活動として展開しています。

50年以上にわたる実績

1972年に三重県・合歓の郷で第1回目のコンサートを開催して以来、年々その規模を拡大してきました。この活動は子どもたちの創造性と自己表現力を育むことを教育の柱とするヤマハ音楽教室を基盤とし、子どもたちが豊かな感性を身につけ、自分自身の感情を音楽で自由にのびのびと表現出来ることを目指しています。
現在では海外を含め、年間で35,000曲を超える作品が生まれ、ソロ楽曲から様々な形態でのアンサンブル曲など、いろいろな姿で発表されています。

世界各国での展開

JOCは、日本だけでなく海外のヤマハ音楽教室でも行われています。1980年代からは、ドイツなどのヨーロッパやアジア、北中南米などでも開かれるようになりました。さらに1991年からは、アジア各国と太平洋地域が参加するアジア・パシフィックJOCが、また2008年からは、ヨーロピアンJOCが始まり、年に一度参加国の中で毎回開催国を変えながら行われています。

幅広い地域・分野での活躍

これまでの活動の積み重ねの中でJOCは28の国・地域から招聘されて250回を超える海外演奏旅行を行ってきました。故ロストロポーヴィチ氏をはじめ著名な演奏家・指揮者との共演も数多く行われ、現在ではヤマハ・ガラ・コンサートにおいてオーケストラとの共演が行われています。
このような幅広い活動を行っているJOCからは、多くの音楽家が育ち、現在音楽界をはじめ各界で広く活躍しています。

JOCの即興演奏

即興演奏とは、与えられた課題をもとに、その場で即座に1曲にまとめて演奏する事です。ヤマハ音楽教室では、総合的に音楽を学び、創造的な音楽表現が出来ることを目指しています。自ら曲を創ることや即興演奏は、まさにその象徴ともいえる創造的な音楽表現です。

ヤマハ音楽教室とジュニアオリジナルコンサート

1954年に小さな音楽教室としてスタートしたヤマハ音楽教室は、すでに500万人以上の卒業生を送りだしています。ヤマハ音楽教室がこの歴史の中で一貫して大きく掲げてきた教育目標の1つが、「子どもたちに創造性と自己表現力を身につけさせよう」ということです。ヤマハ音楽教室に通う子どもたちにとって、JOCは日々の学習の成果のひとつと言えます。