2日目は、吉岡秀祥さん(9歳)のエレクトーンソロからスタート。夏休みに行ったサーカスで見たピエロの気持ちを想像して作曲した『組曲「ピエロ」』を披露しました。続いてイギリスのアナスタシア フォスターさん(11歳)は、素敵なことができる不思議なタツノオトシゴを探す物語をテーマに作曲した『An Exciting adventure on the Way to Meet a Magical Seahorse』をピアノソロで。幻想的な和音が会場を包みました。
兼松希望さん(13歳・エレクトーン)は、長く寒かった冬を超え、やっとおとずれた春をイメージした『陽だまりの中で』を、共演者の佐藤 翠さん(13歳・ピアノ)とともにサクソフォンとのアンサンブルで。「多彩な音色や色々なジャンルの曲が奏でられるエレクトーンが好き」という兼松さんは、学校ではバレーボール部のエースアタッカーで、短距離走では校内1位という一面も。「音楽の先生になりたい」という、将来の夢も語りました。
続いて登場したのは、マレーシアのエザン レオン カイ ウェイさん(11歳)。車の天井にゴキブリを発見し車中が大パニックになる様子を表現した『The Cockroach』をピアノソロで。人間が小さなゴキブリに振り回される様子が目に見えるような愉快なステージに、会場からは暖かい拍手が贈られました。
インドネシアのナタニア ジャネット パシラさん(15歳)は、JOC最後の年なので今まで慣れ親しんできたジャンルとは異なるJazzテイストの曲に挑戦したという『Sònraichte』を、マリンバ、カホンとともに。続く即興演奏のコーナーに再び登場すると、その圧巻のステージに、会場からは驚きと賞賛の拍手が鳴り止まず、カーテンコールに答え再び登場する場面も。演奏後のインタビューでは「いつかIJOCのステージで演奏したいと願ってきたので、今日は感謝の気持ちでいっぱいです」と語りました。
続いて登場した管谷凪紗さん(13歳)は、イルカ座の神話をモチーフに作曲した『舞踏会のあとに』をピアノソロで披露しました。コンサートの最後を飾ったのは、⻆田千果さん(14歳)。地球をテーマにした『The Earth』をエレクトーンとティンパニなどのパーカッションとともに演奏しました。広大な宇宙を感じさせる迫力のステージに会場から盛大な拍手が贈られ、2日間の幕を閉じました。
第46回IJOCの模様は、10月よりYouTube配信する予定です。詳しくはWebサイトをご覧ください。
http://www.yamaha-mf.or.jp/musicfesta/2017/