留学奨学支援
佐藤 元洋さん
22歳/静岡県出身/ベルリン芸術大学(東京藝術大学)/専攻:ピアノ
この度は奨学生に採用いただき、ありがとうございます。4月からベルリンを拠点に勉強をすることとなりました。私は音楽に取り組む際に、作品に対して敬意をもち、作品を愛し、そして作曲家の心に寄り添いたいと考えます。クラシック音楽の多くが生まれたヨーロッパの地で勉強することは、それらをより近くで感じることのできる貴重な時間だと思います。ピアノを弾くことはもちろん、それだけではなく、文化や芸術、自然など様々な面から自らの感性を磨きたいです。音楽家としての道を進むため、豊かな音楽性と豊かな人間性を身につけられるよう精進いたします。
(授与式は欠席)
入江 真歩さん
22歳/東京都出身/マンハッタン音楽院(桐朋学園大学)/専攻:ヴァイオリン
私はこの春大学を卒業し、秋からマンハッタン音楽学校に留学することが決まりました。アメリカを留学先に選んだのは、私たちのようなアジア人にとってチャンスにあふれている国だと考えたからです。そのチャンスを積極的に自分のものにして、これまで日本で学んできたことも大切にしながら、より幅広い視野を持ってニューヨークでの留学生活に励みたいと思います。将来の夢は、ソロと室内楽を中心に世界を飛び回ることです。音楽を通して世の中に貢献できる、そんな音楽家を目指してこれからも精一杯精進します。
山下 愛陽さん
19歳/長崎県出身/ベルリン芸術大学(ベルリン芸術大学第一ゼメスター)/専攻:ギター
ベルリンに留学し1年が過ぎました。私の留学生活におけるテーマは、見聞を広め豊かな音楽性を育むことです。楽器上で響く音楽を明瞭なイメージに近づけ、本質を導き出すために、ギターの個人レッスンや大学での授業のほかに、声楽、身体表現、作曲、即興演奏等々の指導も受け、様々な視点から1曲1曲にアプローチしていこうと思います。また今回の奨学金を使って、セミナーや講習会に積極的に参加できることも大きな喜びです。今後も、学問に探究心を持って励み、奨学生としての誇りを忘れず、将来立派なギタリストになれるよう精進したいと思います。
向井 響さん
22歳/静岡県出身/ハーグ王立音楽院ソノロジー研究所(桐朋学園大学)/専攻:作曲
私はヤマハのJOC(ジュニアオリジナルコンサート)で作曲を勉強し、8年前、ヤマハ・ガラ・コンサートの舞台に立たせていただき自作のピアノコンチェルトを発表しました。その時、自分の作品が音になる幸せを知って、今もこうして作曲を続けています。留学先のソノロジー研究所で研究しようと考えているインタラクティブ・コンピュータ・ミュージックは、世界的に見ても比較的新しい分野ですが、私はエレクトロニクス先進国であるこの日本に生まれた人間としてなにかやることがある、と同時に今を生きる作曲家として新しい音楽に挑戦することが自分の使命だと考えます。刺激を受けながら、自分の音楽を広げていけたらと思います。
※年齢・所属は授与式時のものです。