
ヤマハミュージックレッスンに通う生徒さんへのインタビュー企画。第三回目となる今回は、スガナミ楽器スガナミミュージックサロン目黒でチェロを受講している佐藤さんにお話を伺いました。
チェロを始めようと思ったきっかけ
葉加瀬太郎さんのコンサートに行ったときに、チェリストの柏木広樹さんが奏でるチェロの音色に感銘を受けたんです。それで私も一回で良いから触れてみたいと思ったときに、ヤマハの体験レッスンが行われていることを知って。一度だけのつもりで体験レッスンに行ったんですが、先生に一目ぼれしてその日のうちに入会を決めました。
それが十数年程前なのですが、それまで音楽に携わったことがなかったので、楽譜も読めないところからのスタートでした。
先生と仲間の存在があるから長く続けられる
長く続けることができているのは、一緒にレッスンを受けている仲間のおかげですね。生徒同士でもコミュニケ―ションをとりながら楽しくやっています。初めのころは子どもも小さかったので忙しく、夜は練習できないということもあって、練習は土日にできるかどうかだったんですね。ですので、練習(課題)ができなかったこともあったのですが、先生も優しく「ではできるところだけやってみましょう」という(レッスンの)進め方をしてくださったり、仲間たちも「楽しいね!」という雰囲気でやってくれたので、頑張ろうと思えました。皆さんとハーモニーが奏でられるのが楽しいですね。習う目的もさまざまで、私のようになんでもいいから弾けるようになりたいという方もいれば、特定の曲を弾けるようになりたいという方もいらっしゃって。先生がそれをうまくサポートしてくださるので、とてもやりやすいです。
いろんな人とセッションできる楽しさ
家族がみんなピアノやギターといった楽器を演奏することができるのですが、私が練習していると伴奏をしてくれたりして、家族で演奏することもあります。合わせたときに「上手くなったんじゃない」と言ってくれたり。
あとは色々な楽器の人たちが集まる「アンサンブルフェスティバル」(ヤマハ音楽振興会が主催)に参加したこともあります。管楽器・弦楽器コースに通う生徒さんが出演する大規模なコンサートなのですが、チェロだけのグループもあれば、オーケストラもあるんです。私はバイオリンとチェロの「ポップスストリングス」のグループに参加して、パッヘルベルの『カノン』をアレンジした『カノンロック』を演奏したんですが、本当に気持ちがよかったです。自分一人ですとまだ聴かせられる音色ではないんですが、大勢で弾くと上手に弾けたような気持ちになります。「アンサンブルフェスティバル」は二年に一回行われるのですが、また二年後まで頑張ろうと思えますね。普段は指揮者などはいないですが、アンサンブルとなりますと指揮者を見ていろんな音と合わせないといけなくなります。大人数の醍醐味ですね。このことを経験できたのは、ヤマハに入ってよかったなと本当に思います。