ヤマハミュージックレッスンに通う生徒さんへのインタビュー企画。第四回目となる今回は、ヤマハミュージックリテイリング ミュージックアベニュー栄でサックスを受講している阿部さんにお話を伺いました。
サックスをはじめたきっかけ
以前広島にいたときに単身赴任をしており、そのときに始めました。当時、ジャズバーに週に一度ほど通っていて、サックスに憧れたのがきっかけです。以前から音楽をやってみたいなと思ってはいたので、意を決してヤマハさんの門を叩きました。転勤で名古屋に戻ってきてからは5年くらいやっていない期間があったのですが、もうすぐ定年になることもあって、定年後のライフスタイルを考えて3年程前に再開いたしました。
サックスは音色も見た目も格好いいですよね。加えて、通っていたジャズバーはあまり広くなかったのでプレイヤーが間近にいるわけですよ。そこでミュージシャン同士が音楽用語で色々やり取りしているのが格好いいなと。音楽やっている人同士だけで通じ合える言葉でやり取りしているのを見て、演奏だけじゃなくその雰囲気も含めて、音楽をやっている人って格好いいなと思いました。
二人三脚の個人レッスンと刺激を受けることができるグループレッスン
体験レッスンを受けたその日のうちにまさか音が出せるとは思っていませんでした。音が単に出ているというだけだったんですけど、その時の感動は今でも覚えていますね。もう少しちゃんとした音も練習すれば出せるのかなと思いました。
学生時代の音楽の授業は苦手な方でしたが、そのときから音楽を勉強してもう少し親しんでいたら、基本的なことなどを知っていて良かったのになあと60歳を過ぎてから反省しています。譜面も全然読めませんでしたね。今はある程度読めるようになったと思いますが、初見で吹けるようになるにはまだまだ時間が必要かなと思います。
特に私の先生がそうなのかわからないですけど、篠崎先生がすごく優しいんです。私はどちらかというとネガティブな方で。後ろ向きな考え方や発言が多くなりがちなんですが、篠崎先生はまず褒めてくれるんですよね。ここまでできたよね、この音がでたよね、いいよねって。「この音が出ないんです」と言っても、「この音は練習すればちゃんと出ますよ」と気長に優しく指導してくださるので、すごく気持ちが楽になります。
今年、先生からの勧めで個人レッスンからグループレッスンに変更しました。あまり自信はなかったのですが、人と音を合わせるのも楽しいのかなと思い、グループレッスンにすることに決めました。自分一人でやるよりも刺激を受けたりできるので楽しいですね。
音楽に触れることで人生が豊かになる
はじめたときは楽器はレンタルでしたが、やっているうちに欲しくなったので自分のものを買いました。家で練習するときは窓を閉めシャッターをおろし、外に音が漏れないようにしています。家族は別の階にいることが多いので、テレビの音を大きくしてもらって我慢してもらっています。
毎回のレッスンは緊張しっぱなしですが、先生が優しいのでリラックスさせてくれて助かります。演奏会のときもすごく緊張しますよね。自分が乱しちゃいけないという思いがあるので緊張するんですけど、心地よい緊張感みたいなものは嫌いじゃないんです。自分が好きな曲を吹けるようになるというのはすごくいいです。本当に人生が豊かになったような気がします。今後は最初から最後まで吹ける曲を一曲でも多く増やしたいなあと思っています。