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子育て・教育
発達心理学と発達認知神経科学を専門とする森口佑介先生(京都大学准教授)の連載第2回。非認知能力の発達に関して、森口先生がキーワードとして掲げたのが「実行機能(エグゼクティブ・ファンクション)」でした。実行機能には一つは欲求を抑えること、もう一つは行動や思考をコントロールして頭を切り替えるという、大きく二つの側面があるといいます。連載第1回では、幼児期における実行機能の発達には個人差が大きく、それがなぜ生じるのかと言えば遺伝的な要因と環境要因が考えられると伺いました。今回はさらに深掘りしていただきます。
連載
森口佑介先生に聞く「実行機能」が大切な理由

子どもの実行機能の発達と環境

親は子どもにとって“初めて出会う他人”

連載第1回では、実行機能の発達に個人差が生じる理由の一つは環境要因にあり、特に家庭環境が大きいというお話でした。特に幼児期から児童期にかけての子どもに焦点を当てて、続きを教えてください。

写真提供:PIXTA

――幼児期の子どもにとって、家庭が非常に大きな影響力をもつというのは当然と言えば当然だと思われるかもしれませんね。実行機能の発達においては、具体的には親子関係が基本になると思います。

 

親は子どもにとっての最初の他者、自分以外の存在です。その親としっかりとした関係を築くことが大事です。要点は、子どもが困ったときに自分の親を頼りにできるか、親は自分を助けてくれる存在だと認識しているかどうかですね。

連載第1回で説明した通り、他人と折り合いをつけてやっていくことは非認知能力の大きな役割の一つであることから、まずは親と上手くやっていけるかが実行機能の発達も左右します。心理学では親子の絆をアタッチメント(愛着)と呼び、さかんに研究が行われています。

 

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