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子育て・教育
今の社会で自分らしく生きていくために非認知能力を育むことが必要であると語る荻野美佐子先生(上智大学名誉教授)。連載最終回では、非認知能力の育成に音楽がどのような効果をもたらすのかについてお話をうかがいました。
連載
荻野美佐子先生に聞く 非認知能力を育む環境とは

音楽の「同期させる力」が育むもの

音楽を聴いたらワクワクするのは世界共通

非認知能力の育成に関して、音楽はどのような効果があるとお考えでしょうか。

 

――音楽は、音の構成を捉える点では認知的なものだと思いますが、それによって感情が動かされたりあるいは自身の表現手段になったりする非認知的な特徴も持っているものと思います。人の記憶と結びついた音楽が、その人の感情に働きかけることはよく知られているところです。

 

ただ、その曲を初めて経験しても、なぜかそれに強く動かされる、ということも起こります。ある病院でボランティアの演奏者が高齢者の方のためにと思い、懐かしい童謡などを選んで演奏していたのですが、たまたま私の目の前にいたおじいちゃまが「もう疲れたから、帰る」とおっしゃって帰りかけました。

写真提供:PIXTA

でもちょうどそのタイミングでピアソラのタンゴの演奏が始まったら、「あ、もうちょっといるよ」と立ち上がったままそこに留まり、演奏が終わったら「今のは良かったねえー」と何度も繰り返しておっしゃっていました。ピアソラの曲だとかタンゴだといったその音楽の情報を知っているかどうかにかかわらず聴いたらワクワク、ドキドキする。それは音楽ならではでのことだと思います。

お祭りや盆踊りの季節になり、太鼓の音が聞こえてくるとお尻がむずむずするという人も多いと思います。身体の調整が難しくてラジオ体操はできないお子さんが、お祭りの太鼓に合わせて踊るのはとても上手ということがありました。

 

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