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子育て・教育
幼児教育における非認知能力の育成についての取り組み、特に領域「表現」と音・音楽との関わりについて、浜口順子先生(お茶の水女子大学教授)にお話を伺うシリーズの第2回。幼児教育における「表現」の領域と非認知能力とのかかわり、そしてグループでの遊びや学びの意義についてのお話です。
連載
浜口順子先生に聞く 幼児教育の領域「表現」と非認知能力との関係

非認知能力と幼児教育5領域

幼児教育における領域「表現」とは

連載第2回は幼児教育における「表現」の領域と非認知能力のかかわりについてお話を伺いたいと思います。一般的に「表現」というと、楽器の演奏や絵の作品などといった成果物をイメージしがちですが、幼児教育における「表現」とは、そのような作品制作を指すのでしょうか。

 

――まず「表現」という言葉ですが、明確に出てきたのは平成になってからのことなんです。日本で初めて出された幼稚園教育のガイドラインは1926(大正15)年の「幼稚園令」というもので、ここには「遊戯」「唱歌」という保育項目がありました。そして戦後1948年に出た「保育要領」の14の項目の中に「リズム」や「音楽」、そして「絵画」や「製作」などの表現系の項目がいろいろと入っています。

 

そして1956年には小学校学習指導要領と合わせる形で「幼稚園教育要領」が出て、ここからはかなり現在に近いものになり、保育項目は6つの領域になります。その領域という言葉について説明しますと、日本の幼児教育では教育のカリキュラムを組み立てる際に「教科」ではなく「領域」という細目を用います。1956年の幼稚園教育要領には「健康」「社会」「自然」「言語」「音楽リズム」「絵画製作」という6領域がありました。そして平成元年に「幼稚園教育要領」の大改訂が行われ、そこで領域が5つになります。その時に音楽リズムと絵画製作が合体して「表現」という領域になりました。ここではじめて「表現」という言葉が登場します。

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グループで響きあうこと、リズムが育むもの

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