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子育て・教育
幼児教育の専門家である岩立先生に最新の教育の動向を聞くシリーズ最終回。連載第2回では、改訂された幼児教育関連三法と非認知能力の関係と、幼児教育は総合的実践であること、そして幼稚園の在り方が大きく変わってきているというお話でした。長年、大学で教員養成に携わってきた岩立先生。教育の変化が現場を支える保育士や先生たちにどう影響するか伺いました。新しさを取り入れ、進化を続ける幼児教育の未来が語られました。
連載
岩立京子先生に聞く、これからの幼児教育

教育が変わる=指導が変わる

きめ細やかな日本の保育

これまでの連載では、幼児教育関連三法の改訂への対応とともに、質の高い保育のトータルデザインが求められる時代になったと伺いました。変わりゆく幼児教育の世界で、保育士や幼稚園の先生に求められるものはどのように変化しているのでしょうか。

 

――保育士や幼稚園の先生の研修は非常に難しく、奥が深いテーマです。もともと日本の保育には、子どもが主体的に活動していけるような細かい仕掛けをつくるほかに、見ていないふりをして見守る、いきなり言葉をかけるより、間合いを取るなど、きめ細やかな側面があります。つまり、⼀定の内容を憶えるというより、⼀⼈⼀⼈の幼児をよく理解し、⼀⼈⼀⼈の環境への主体的な関わりを⽣み出すような遊びと⽣活を通して総合的な指導を展開するということは、とても⼒量の要ることなのです。

 

保育者の役割の第一に環境の構成があります。物的、空間的、人的環境を用意してまずは、子どもの主体的な行動を見守ったり、支えたりすることが重要です。2番目が指導し助言し共に行う、3番目に共感し受け止め探り出す、4番目に憧れのモデルになる、そして5番目が園のチームとして働くことです。

写真提供:PIXTA

養成校を卒業したての先生の場合、大きな支障をきたすことなく1日を終えられることからスタートとして、そこから生涯をかけて本格的な学びをしていくんですね。先生は子どものもっている潜在力やエネルギーを借りながら保育をしていきます。先生がそれらを上手く引き出す工夫をして、⼦どもたち⾃⾝の潜在能⼒と連動し、子どもたちが伸びていく様は圧巻です。そして教育者にとって大切なのは、生涯学び続けるということですね。

 

 

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