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子育て・教育
この「非認知能力と音楽」シリーズでは、今日注目されている “非認知能力”についてさまざまな領域の専門家の先生方が解説をしてきました。先生方の指摘で共通しているのは、非認知能力を一言で表すのは難しく、さまざまな力が含まれるということ。そして「非認知能力」のほかにも「非認知スキル」「非認知的スキル」などいくつかの呼び方があること。 今回のゲストは、発達心理学が専門の荒牧美佐子先生(目白大学准教授)です。荒牧先生のお話のキーワードは「社会情動的スキル」。心理学では感情(affect)に関連する用語として、情動(emotion)と気分(mood)を使い分けたりもしますが、「社会情動的」とは一体どんな力のことなのでしょうか? 非認知能力との関係は? これらの問いに荒牧先生が答えます。
連載
荒牧美佐子先生に聞く「社会情動的スキル」

「社会情動的スキル」とは?

家庭教育と保育、子どもの発達をめぐる諸問題と向き合って

この「非認知能力と音楽」シリーズではさまざまな専門領域の先生方にご登場いただいています。はじめに、荒牧先生のこれまでの研究やお仕事などについてのご紹介をお願いします。

 

――こちらの「ON-KEN SCOPE」というウェブサイトでは音楽を軸に多様な研究が取り上げられていますね。わたしの専門は発達心理学ですから、今回は心理学の立場から「非認知能力と音楽」のテーマに関連したお話を進めていこうと思います。

 

わたしの博士論文のテーマは母親の育児感情で、特に乳幼児期の子どもがいるお母さんがどういった点に負担や不安を感じるかに焦点を当てて研究しました。その後は幼稚園教員・保育士養成の大学に勤務する中で、乳幼児期の家庭教育が子どもの発達に与える影響などについて研究するかたわら、保育現場での研修なども行っています。ベネッセ教育総合研究所の「幼児期の家庭教育調査・縦断調査」や「園での経験と幼児の成長に関する調査」などにも関わり、家庭教育の質と並行して保育の質という観点から、乳幼児期の子どもにとってどのような環境が必要なのかを探求しています。

 

「非認知能力と音楽」というテーマに関して、乳幼児期における音楽を発達心理学の立場で捉えるならば大きく2つの側面があると思います。一つは習い事の一つとしての音楽、もう一つは『保育所保育指針』の5領域にある「表現」の中の音楽です。さらに保育者養成大学の一教員としては、保育のカリキュラムの中に音楽というものをどう位置付けるかということと向き合っていく必要があります。

 

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