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子育て・教育
幼児教育における「遊び」の重要性と非認知能力の育成について河邉貴子先生(聖心女子大学教授)にお話を伺う当連載。最終回となる第3回は子どもの遊びを読み解くポイント、そして読み解きのための保育記録の手法「SOAP」について、また音楽は幼児教育にどんな貢献ができるかについてお話を伺いました。
連載
河邉貴子先生に聞く 非認知能力は豊かな「遊び」を通じて育まれる

保育を記録して「遊び」を読み解く

子どもの遊びから「動機と経験」を読みとる

前回の「子どもたちの遊ぶ様子から、今どういう状態なのかをよく見極めることが大切」というお話がありました。具体的には子どもの遊びのどんな点に注目すればいいのでしょうか。

 

――幼稚園や保育園には常に複数の子どもがいて、それぞれが好きな遊びをしていますよね。そこでは個と全体、長期と短期という見方が重要になります。まず基本は誰と誰がどこで何をしているのか。これはいちばん基本的なことですので必ず押さえなくてはいけません。ただ日本は欧米に比べて1人の先生が見る子どもの数が多いんですね。日本の幼稚園の場合は1学級の定員が35名までとなっています。ですからこれだけでも大変なことではあります。

 

とはいえ「誰と誰がどこで何をしているのか」を見ているだけでは保育にはなりません。全体を見つつ個別にもフォーカスを当て、そこからさまざまな要素を読み解くことが大切です。ではどんなことを読み解けばいいのでしょうか。

 

まずは「動機と経験」です。いまこの子は何が面白いのか、どんな遊びの課題を持っているのか、どんな動機で遊んでいるのか。それを読み取っていきます。

写真提供:PIXTA

次に大切なのが、その遊びを通じてどんな経験をしているのか、人との関わり、あるいはモノとどう関わっているのかを読み解きます。特に子どもの側に立つ保育を考えた時に、子どもが何をしているのか、何を面白いと感じているのかを知ることは非常に重要で、そこを読み解けないまま保育を行うと、どうしても保育士の一方的な保育になってしまいます。

 

もっと読む

「主体性」と「次のイメージがあるか」

「他者との関わり」と「モノの特性」

読み解きのための保育記録「SOAP」

幼児教育において音楽が貢献できることは何か

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