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子育て・教育
近年幼児教育のキーワードとなっている「非認知能力」について様々な専門家にお話を伺う当シリーズ。今回は幼児教育における「遊び」の重要性と非認知能力の育成について河邉貴子先生(聖心女子大学教授)にお話を伺いました。連載第1回は幼児における「遊び」とは何か、そしてなぜ保育において遊びが重要なのかについてのお話です。
連載
河邉貴子先生に聞く 非認知能力は豊かな「遊び」を通じて育まれる

人が最も幸せなのは「面白さ」を感じる時

そもそも「遊び」とはなにか

河邉先生は「遊びを中心とした保育の重要性」について様々な場でお話をされています。まず最初に幼児にとっての「遊び」とはなにか、遊びの定義について教えていただけますか。

取材はオンラインで行いました

――遊びとはどんなものかということについては、幼児教育学者として著名な小川 博久先生が「遊び」の定義を3つ挙げていらっしゃいます。それは、

 

  • 自発性があること
  • 自己報酬性があること
  • 自己完結性があること

です。

まず「自発性」ですが、これは主体的に行う能動的な行為である、ということです。幼い子どもは初めて出会うものに溢れていますから、これは面白そうだなと思って手で触ればそこには何かしらの気付きや発見が必ずあります。たとえば赤ちゃんが手を伸ばして何かを掴んで振って音がしたら、あ、音がしたって思いますよね。そこには「はっ」という気付きがあって、もう一回やってみたいと思って繰り返す。するとまた音がする。やってみたいと思って関わるわけですから主体性の発揮があります。そのように主体的に関わることによって面白さが引き出されます。

 

人が最も幸せを感じる状態とは、面白さを感じている時で、面白さを感じている状態は、生きる喜びに溢れている状態です。遊びの背景にはこのように能動的に行動すること、そして発見したものの面白さを感じるという情動が必ずセットになっています。私はそれがとても重要だと思っていますし、子どもだけでなく、私たち大人にとっても、喜びに溢れた人生を歩むことは、とても大切なことだと思います。

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学びとしての「遊び」

遊びを通して育まれる非認知能力とは

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