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学び・教養
音楽心理学に携わる丸山慎先生に、ご自分の研究活動についてのお話を伺っています。第2回では、ご自分の研究活動の面白さについて語っていただきます。(聞き手:藤村美千穂)
連載
音楽研究って面白い!-音楽心理学・丸山慎先生-

研究活動の面白さ

赤ちゃんの膨大なデータを読み解く

――赤ちゃんという題材に辿り着いてから、どのように研究を進められたのでしょうか。

最初は音楽に直接関わらない研究もやりました。従来の研究では子どもの知識が豊かになる、つまり内的な変化や成熟によって課題への反応の仕方が変わると考えられてきましたが、例えば課題への関わらせ方を変えたり、それまでとは違った素材で課題をやらせたりする、つまり環境側の変化で子どもの反応が変わってくるということを調べていました。そこから、音の出るモノや楽器を使用した課題の場合、子どもの行動はどのようなものになるのかを知りたくなったんです。

 

その時にたまたまヤマハさんから、乳幼児の音楽的行動の観察データがあるので見てみませんか、というご提案を頂きました。

 

――ON-KEN SCOPEに掲載されていた、赤ちゃんの探索行動が音楽的な表現へと繋がっていく様子を長期的に観察された研究ですね。(→「赤ちゃんは生後10カ月くらいで楽器の意味を知るってホント?」)丸山先生が一緒に撮影して追いかけるのではなく既にデータという形になっていたということで、どんな映像なのか全体を把握するだけでも大変そうですね。

 

30組の親子が楽器で遊ぶ様子を4年近く追いかけた動画で、トータルで250時間以上というボリュームでした。楽器と遊ぶ赤ちゃんの様子を見てみたかったので願ったり叶ったりのお話ではありましたが、やはり最初はデータの扱い方に戸惑いましたね。

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西洋音楽の枠を超えて

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